空芯菜のにんにく炒め(ラウムンサオトイ)
「空芯菜のにんにく炒め」 |
空芯菜はアジアではよく使われる食材。その名の通り、茎の中が空洞になっている野菜である。シャキシャキとした食感とほのかな苦味があり、一度口にすると魅了されるひとが多い栄養満点の野菜でもある。
空芯菜はサラダやスープにも使われるが、ポピュラーなのはこのにんにく炒め。中国やタイなどでもにんにくで炒めた空芯菜の料理はあるが、ベトナムのそれはとってもシンプルな味。
ピーナッツオイルやラードなどでにんにくを炒め、香りがでたら空芯菜をいれて一気に炒めあげる。あとはヌックマム(魚醤)と塩、コショウ、トウガラシなどで味を調えたらできあがり。
サラダにしてもおひたしにしても、ベトナムでは空芯菜をシンプルに味わっているような気がする。スープにいたっては、ダシをいれず、空芯菜をくたくたになるまでゆでて、塩だけで食べている姿もよく見かけました。
ベトナムでは、きっと素材がもつ甘み、苦み、ぬめりなどを存分に楽しんでいるのだろう。炒めものは、辛くしないことが多いので、辛いものがニガテなかたでも大丈夫。野菜料理が一品欲しいなぁ、というときにお勧めしたい一品だ。