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世界でここだけ!モロッコのアルガンオイル(2ページ目)

印象的な味わいと驚きの効能で脚光を浴び、スローフード大賞まで受賞したアルガンオイルは、いまやフランス料理店やイタリア料理店でも使われるように。これからますます注目されるのでは?いまのうちにチェックを!

佐藤 わか子

執筆者:佐藤 わか子

世界のおうちご飯ガイド

オリーブオイルよりもビタミンEがたっぷり!

アルガンツリーの実
かたい殻をまとったアルガンツリーの実。
ローストしてあるタイプとそうでないタイプがあるのだが、ローストしたものはほんのり茶色みがかっていて、へーゼルナッツとかゴマのような香ばしい香りとこっくりとした味わいを併せもつ。ほのかに甘みも感じられるかしら。

ローストしていないものは、香りがやや弱め。ローストタイプが一般的に食用、ノンローストタイプが美容用や薬用などに使われているようだが、日本では食用として双方売られているのを見かける。どちらかというと、ノンローストタイプのほうをよく見かけるだろうか。
ただ個人的には、ローストタイプのほうが印象に残る味なので、こちらを好んで使ってはいるのだが。

効能は、聞くところによると老化防止、美肌に効果的な、若返りのビタミンと呼ばれるビタミンEがオリーブオイルよりもはるかに多く含まれているとか。アルガンオイルは、近年スローフード大賞を受賞し、かなり脚光を浴びているのだが、味以外にもこのような効能があるからこそ、多くの人々を魅了しているのであろう。

石臼
殻を砕いたあと、種(仁)はこの石臼でひき、オイルを搾る。
こんないいことづくしのアルガンオイルだが、ひとつだけ・・・。
このオイル、ちょっとばかしお値段が高めなんです。考えればそれもそのはず。アルガンツリーの実はどんぐりくらいの大きさなのだが、かた~い殻に覆われた種(仁)はコロンとかわいらしい大きさ。これを石臼でひき、ペースト状にしたものを搾るのだから、量がとれない。しかも、モロッコの南西部という限られた地域でしかとれないし、かなり手間のかかる仕事でもあるから無理もないことだ。

でも、その印象的な味わいと効能から、現在フランス料理店やイタリア料理店などで使われているのを見かける。今後はますますさまざまなレストランでお目見えするようになると思うので、いまのうちにチェックしておくとよいのでは。

さて、使い方としては、
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