モンゴルの粟はシリアル感覚
粟をミルククリームで和えたもの |
ミルクを自然発酵させ、表面に浮いたクリームやヨーグルト、牛乳に砂糖を加えて食べるこのアンブタは、まさにモンゴル版シリアルというべき栄養補給食品。
正直見ためはあまり食指が動かなかったのだが、ひとたび口にすれば、あら不思議。なんだかクセになるお味で、濃厚でほんのり甘みを帯びたクリームが、香ばしいアンブタをやさしく包んでいる。なんとも胃にやさしい食べ物だ。この食べ物は、男性よりもどうも女性のほうが好きなよう。デザート感覚としても食べられているようだ。
羊肉をお茶に浸して食べるとは・・・
羊肉の塩茹でしたものをお茶にいれていただく。 |
前の晩に残ったチャナサンマハは、翌朝ふたたび食卓に上るのだが、その食べ方にはちょっとした驚きがある。
そのまま食べるのはもちろん、なんとお茶に浸して食べるのである。
軟らかくするため?消化をよくするため?そのあたりはよくわからないのだが、みんなあたりまえのようにこんな食べ方をしていた。
朝にはまずボーブとミルクティー
素朴な揚げ菓子「ボーブ」 |
小麦粉を練って揚げたドーナツのようなものなのだが、ドーナツよりは硬く、砂糖は少し入っている?いや、入っていないかも・・・といった甘みをほのかに感じる味。かみ締めていただく素朴なお菓子といえるかな。
羊の油で揚げることが多いので、腹持ちはバツグン。スーテーツァイに浸して食べたり、そのままで食べたり、朝食はスーテーツァイとボーブだけということもある。
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