私が選んだのは、豆のコロッケをピタパンに挟んだ
「ファラフェルサンド」(写真下)。注文を聞いてからコロッケを揚げてくれ、野菜を切り、そしてそれぞれピタパンに詰めて自家製のごまソースをかけてくれる。コロッケは熱々、野菜はしゃきしゃき、ピタパンはモチモチ。聞けば、ピタパンはモチモチ感に追及して、何度も作りなおして生まれた自家製もの。やっぱりね、それはおいしいはず。豆のコロッケはにんにくとハーブが効いていて、豆の香ばしさもある。カリッと揚がったコロッケをパンがやさしく包み込んでいて、口のなかが幸福感に満たされる。
ピクルスを入れすぎたのかな、少し塩辛く感じたけれど、これはこれで・・・。
料理の味云々(といっても私はこの店の味は好きですよ!)、こののんびりとした雰囲気のなかで、本格的なエジプト料理をいただけたことが、とにかく嬉しかった。料理は、店を切り盛りしている女性の旦那様、南エジプト出身のかたのレシピで作られている本格派。しかも、
食品添加物を一切使用せず、油はオリーブオイルだけを使い、健康にこだわったメニュー作りを心がけている。
惣菜は季節ごとに少しずつ変わり、「タッブーレ」というパセリと挽き割り小麦のサラダなど、店頭にない料理でもあらかじめ頼んでおけば作ってくれるという。マトンカレーなどカレーが数種類あるが、これはこの店オリジナル。エジプト料理ではないが、そんなことはどうでもよい。それよりエジプト人の感性で作られたカレーとはどんな味がするのだろう・・・そちらのほうが気になってならない。今度、近いうちに食べにいってみよう。また愉しみがひとつ増えて嬉しいな。
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たっぷりのパセリとブルグルという挽き割り小麦のサラダ「タッブーレ」。最後に、店名の「うちむら」とは、店を切り盛りする女性のご両親がこの場所で以前肉屋さんをやっていて、そのときの店名をそのまま引き継いだのだとか。店内はエジプト人であるご主人が手作りで改装。
うちむらは、日本の下町情緒がありながら、どこか異国情緒にもあふれる「心温まる店」だと感じたのは、きっと家族の温かい想いが込められているからなのだろう。
この店でつくづく思ったこと。料理が「美味しい」っていうことは、やっぱり味だけではないんだよね。
<7月のメニュー>
・ひよこ豆のサラダ \200/100g ・ホンムス \250/100g
・フール \350/100g ・モロヘイヤのサラダ \250/100g
・ヨーグルトサラダ \350/100g ・ナスとピーマンの炒め物 \300/100g
・辛ピーマンのピクルス \100/1本 ・オリーブ \300/100g
・なすのひき肉詰めオーブン焼 \200/1個 ・チキンレッグ \350/1PS
・シシカバブ(チキン・ラム・ビーフ)\200~ ・ピタパン \60/1枚
・丸焼きチキン(1.4kg)\1400~ ・ファラフェルサンド \500 など
■Deli Shop「うちむら」
所在地:東京都世田谷区北沢3-2-11
TEL:03-3468-2715
営業時間:月~土 11:00~20:30
定休日:日曜日
交通・アクセス:小田急線東北沢駅より徒歩2、3分
地図:Yahoo!地図情報
※ケイタリングサービスあり
■東京は四ッ谷にある エジプト料理店「エルサラーヤ」