アツアツの半熟卵にヨーグルトとパプリカバターをたっぷりかけた料理ブルガリアに食の旅に出かけよう!そう思ったのは、数ヶ月前、とあるきっかけで多くのブルガリアの人達と知り合い、料理や音楽などの話を聞いてから。ちょうどその頃、私はヨーグルトを料理に使うことに凝っていて、冷たいスープや肉料理のソース、ペーストにととにかくたくさんの料理に使っていた。
ブルガリアといってまず思い浮かぶのはヨーグルト。当時、ヨーグルトの国として名高いブルガリアにとても興味を持っていただけに、ブルガリアの人達との出会いはわたしのブルガリアへの想いを募らせた。これはいいタイミング。もうブルガリアへ行くしかない!なんて勝手に盛り上がり、さっそくヨーグルトをはじめとする、まだあまり日本人に知られていないブルガリアの食を少しでも多くのかたに紹介すべく「ブルガリアひとり食の旅」を計画した。
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親切に話しかけてきてくれた母娘。(ソックリ!笑)
写真を撮って!と頼まれてパシャリ。とても心温まる時間を過ごした。いまおもえば、たしかに料理に興味はあったけれど、それ以上にブルガリアの人達の温かさにもっと触れてみたいという想いのほうが大きかったのかもしれない。わたしが知り合ったブルガリア人は、とにかく一緒に話していて惹かれる雰囲気をもっていたのだから。とはいっても、ブルガリア人もひとそれぞれ。実際はあまり期待せずにブルガリアへ発ったのだが、帰国後の感想も結局変わらず。ブルガリア人の温かさがより強調された旅となった。
今回は、首都ソフィア在住の知り合いのブルガリア人を頼って数日間お世話になり、ソフィアを基点にしてバスで各地を廻ることにした。各地では、ブルガリア語が話せる日本の青年海外協力隊の方々にお世話になり、ときに農家民宿でホームステイなどをして、ブルガリアの食をはじめとする日常の生活ぶりに触れてきた。
この場をかりてあらためて、
海外協力隊員の小島さん、中島さん、小野さん本当にいろいろとありがとうございました。
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肉と野菜を煮込んだブルガリアの代表的料理。こんなにボリュームがあってなんと324円くらい!「食」を切り口にブルガリアを探索した今回の食紀行。2週間の滞在ではブルガリアのすべての食を紹介することはできないが、なるべく多くの食に触れようと1日5食くらい食べ歩いたなかで、出会うことができた料理たちを紹介したいとおもう。
ブルガリアでは、ヨーグルト以外にもこのような料理を食べていて、食生活はこんな感じだと理解していただき、少しでもブルガリアに興味をもっていただければ、ブルガリアという美しく美味しい国を気に入ったわたしとしては、これほど嬉しいことはない。ぜひとも最後までお付き合ください。
さてさて、ブルガリアの食紀行。料理にいくまえに、まずはブルガリアがどんな国なのかを次のページで簡単にご紹介!