最近の沖縄ブームで一躍脚光を浴びているのが「ゴーヤー」。中国語の「苦瓜(クーグァー)」が訛り、沖縄本島でこのように呼ばれるようになったと言われています。九州では「ニガゴリ」「ニガゴイ」、本島では「苦瓜(にがうり)」など地域によって呼び方はさまざま。正式な植物名は「ツルレイシ(蔓茘枝)」と言います。
原産地は熱帯アジア。インド、バングラディッシュ、ベトナム、タイなどさまざまな国では、暑さを吹き飛ばしてくれる貴重な野菜として食べられています。ゴーヤーは、熱で壊れにくいビタミンC、ミネラル、β-カロチンが豊富で、ダイエットやお肌にも効果は抜群。
今回は、沖縄の郷土食によく似ているといわれる、豚肉をたくさん使うベトナム家庭料理をご紹介します。
この夏はゴーヤーをたくさん食べて、お肌つるつる、夏に負けない体つくりを心がけてみませんか。
◆ 材 料(2人分) ◆ |
ゴーヤー(にがうり) …… 1本 |
あさつき …… 2本 |
【具】 |
豚ひき肉 …… 250g |
きくらげ(水戻ししたもの) …… 20g |
春雨(水戻ししたもの) …… 20g |
香菜または万能ねぎ(粗みじん切り) …… 大さじ1 |
片栗粉 …… 小さじ1 |
塩、こしょう …… 各少々 |
鶏がらスープ …… 2カップくらい |
にんにく(スライス) …… 1片 |
ヌックマム …… 大さじ1 |
ブラックペッパー …… 少々 |
香菜 …… 適宜 |
〔1〕ゴーヤーは半分にカットし、縦に切り込みを入れる。スプーンで種をかき出し、中の白いわたをしっかりと取りのぞき、5分ほど塩茹でする。
冷水にとって水気を切る。あさつきは軽く湯通ししておく。
ゴーヤーのわたは苦味が強いので、しっかりと取り除くようにしてください。
〔2〕ボールにみじん切りにしたきくらげ、春雨、残りの具の材料をすべて入れ、粘りが出るまでよく混ぜ合わせる。
〔3〕〔1〕のゴーヤーの内側に片栗粉をまぶし、切り込みからはみださないように〔2〕を詰め、切り口を閉じる。具が出ている表面に片栗粉をまぶし、あさつきでしばる。
〔4〕鍋にゴーヤーを入れ、鶏がらスープ、にんにくをいれて強火にかけ、沸騰したら弱火にし、ふたをして30分程煮る。ヌックマムを加えて味をととのえ、3~4cmくらいにカットして器に盛る。
ブラックペッパーをふり香菜を添える。
■盛り付けアレンジ■
カットせずに、平たい器にそのまま盛り付けると、ちょっと豪華(豪快?!)な雰囲気が出ます。
お役立ち情報! |
◆具の分量はゴーヤーの大きさによって変わってきます。 具が余ったときは、揚げ春巻きの具や丸めてスープに。 |
◆えびを粗くたたいたもの、玉ねぎのみじん切りを加えると、さらに旨みがアップします。 |
◆ゴーヤーをスープにするときは、苦味の少ないものが向いています。 表面の突起が少ないもの、また色が薄いものを選ぶとよいでしょう。 |
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