世界のおうちご飯/ベトナム・アジアのレシピ

【レシピ】ネパール料理:モモ(蒸し餃子)

ネパール料理の代表的な料理。スパイスがアクセントになったタレがポイント。現地で学んだレシピを元に作りやすいようにアレンジしました。

佐藤 わか子

執筆者:佐藤 わか子

世界のおうちご飯ガイド

For F連動記事:夫と妻の艶やかディナー
今回は、スパイスをたっぷりつかった料理をご紹介します。現地で学んだレシピを元に作りやすいようにアレンジしました。
チベットから伝えられた「モモ」は、体調を整えるスパイスがふんだんに入ったネパールの代表的な料理。ピリ辛のタレにつけていただきます。
モモは数人でワイワイいいながら作る料理。おふたりでお好みの自家製モモを作りながら、楽しい夜を過ごしてみてはいかがですか。


◆ 材 料(2人分) ◆ 【皮】(市販の餃子の皮を使っても)薄力粉 …… 250g水 …… 120gくらい(生地の状態を見て調整してください)【具】豚ひき肉(他の肉でも:脂の多いものがよい) …… 250g玉ねぎ(粗みじん切り) …… 1/2個万能ねぎ(小口切り) …… 1/3束しょうが・にんにく(すりおろし) …… 各大さじ1弱<スパイス>クミンパウダー・コリアンダーパウダー …… 各小さじ1強ガラムマサラ …… 小さじ1ターメリック …… 小さじ1弱チリパウダー …… 小さじ1/4塩 …… 小さじ1弱ごま油 …… 大さじ1しょうゆ …… 少々香菜(みじん切り) …… 1株分(イタリアンパセリか、またはなくても)【タレ】トマト …… 大2個玉ねぎ(粗みじん切り) …… 1/2個ヨーグルト …… 100gしょうが・にんにく(すりおろし) …… 各小さじ1ターメリック …… 小さじ1/4チリパウダー …… 少々塩 …… 小さじ1トマトペースト …… 大1サラダ油 …… 適宜 
◆ 作り方 ◆
【皮を作る】(餃子の皮を使う場合は省略)〔1〕ボールに小麦粉を入れ、水を数回に分けて加えながら耳たぶくらいのかたさになるまでこねたら、1時間ほど置く(それ以上は冷蔵庫に)。
直径2cmの棒状にのばし、12gくらいの大きさに切って丸め油を絡める。手で平らにつぶし、麺棒で丸くのばす。

中心を厚めに、縁を薄めにのばすことがポイント!包みやすく、食べたときに生地が重なっている部分の食感のバランスがよくなります。生地が台についてやりにくいときは、打ち粉をしてください。

【具を作る】〔2〕ボールに万能ねぎ、香菜以外の材料を入れてよく混ぜ合わせ、万能ねぎ、香菜を加えて軽く和える。

【具を包んで蒸す】〔3〕スプーンで具をすくい、〔1〕でのばした生地にのせる。具がはみ出さないように中心に向かってひだをつくりながら包み、最後に頂点をひねる。
蒸気の上がった蒸し器で10分ほど蒸す。生地の表面にツヤがでて、色が少し黄色くなったらできあがり。
包み方は、普通の餃子のようにしても大丈夫です。変形として、四隅を寄せ四葉のクローバーのようにあけた部分を見せると見映えがしておすすめです。

【タレを作る】
トマトは茹でて皮をむき、ザク切りにして玉ねぎ、ヨーグルトとともにミキサーにかける。フライパンまたは鍋にサラダ油を熱し、しょうが、にんにくを炒める。香りがたったら、チリパウダー以外のすべての材料を加え、弱火で約10分間少し水分が残る程度に煮つめる。(写真のような状態になるまで)最後にチリパウダーを加え、お好みで香菜の葉をトッピングする。

スパイスはお好みのものを ◆お好みでカルダモンパウダー、クローブパウダー、シナモンパウダーを加えてもおいしくいただけます。ネパールでは、モモ専用の混合スパイスが売られていて、これをベースにスパイスを調合します。◆具にいれる油は様々。わたしがネパールで習ったシェルパ族の食堂(モモはシェルパ料理)では、大豆油を使っていました。高級レストランではバターとサラダ油を合わせて、またサラダ油、ごま油だけいれることもあります。
■スパイスボックス■
スパイスを多く使う国では、よく使うスパイスを専用の器に入れ使いやすいように収納しています。
写真はネパールの家庭で使っていたプラスティック製のもの。ステンレス製などもあります。

モモ専用の蒸し器「モモコ・バーロ」

ネパールでは、「モモコ・バーロ」という2段のアルミ製の蒸し鍋を使って、一気に山ほどのモモが蒸されます。
写真は、街角のシェルパ料理店のモモコ・バーロ。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。

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