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トルコのピラウ(ピラフ)には米、ブルグル(ひき割り小麦)、小さい米粒のようなパスタなどをつかったものがありますが、普段家庭でよく作られるのは、米をつかったシンプルなバターライス。
ロカンタ(レストラン)では白いんげん豆のトマト煮込みにかけて食べたり、お肉や野菜料理のつけあわせとして出されるのが定番。
最近ではピラウは独立した一品料理としても出されていますが、昔はあくまでもエキメッキ(パン)が主食で、ピラウはお肉や野菜などについてくるサイドディッシュという位置付け。
なんとトルコでは、いまでもピラウをおかずにエキメッキ(パン)を食べる・・・なんてことはあたりまえ。
トルコ人が大好きなピラフのレシピをご紹介します。
もっともポピュラーな、パスタ入りのバターピラウ
シェヒリエリ・ピラウ(小さなパスタいりバターピラフ)
◆ 材 料 ◆ 4人分
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※ 左がトルコのお米(お料理上手のトルコの主婦オススメのブランド)。
日本のお米に比べて少し長めなのが特徴。
なければもちろん日本のお米でも大丈夫です。
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リーゾというイタリアのパスタ(ディチェコ社からだしています)や細めのロングパスタを1cmくらいに切ったものでも代用できます。
◆ 作り方 ◆
【1】お米は大さじ1/2杯の塩をいれたたっぷりの熱湯に30分くらい浸水させ、洗って水気をきっておく。
【2】鍋にバター、マーガリンを溶かし、シェヒリエがきつね色になるまで強火でしっかり炒める。
※マーガリンをいれるのは、焦げつきを防ぐため。
【3】お米をいれ、お米にまんべんなくバターがまわり、透明になるまで混ぜながら炒め、お米の1.5倍の熱湯、塩を加える。
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【4】1度かきまぜてフタをし、弱火で約8~10分、水分がなくなりお米が立っている状態になったら火を止め、ふきんをかぶせて10分蒸らす。(写真右)
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【5】軽くかきまぜてまたフタをし、もう5分蒸す。
ピラウを器に盛り、豆やチキンのトマト煮込みや、野菜のグリルなどをのせて、ヨーグルトを添えて出来上がり!
↑“えっ、ヨーグルトをかけるの?!”とびっくりするかもしれませんが、これがトルコ流。さっぱりするんですよ。1度だまされたとおもって、ぜひチャレンジしてみてください。
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