『 じゃがいもとグリンピースのサブジ 』
とても代表的なサブジ。『メニュー豊富なインド料理VOL.1』で紹介した、揚げ物の“サモサ”のなかにもいれることの多いもの。
これは、じゃがいもとグリーンピースをクミンなどのスパイスとともに炒めて蒸し煮にしています。
この黄色はというと、ターメリックというスパイスによって色づけしたので、このスパイス自体は辛みがまったくなく、あるのはちょっとした苦味。
代表的なじゃがいものこのサブジ。これはいうならばインド版“ じゃがいもの煮っころがし”といったところです。
『 オクラのサブジ 』
オクラはインドでも夏によく食べられている食材。 日本では脇役的なオクラですが、インドでは山盛りのオクラをつかってたっぷりのサブジを作ります。
もう脇役なんてとんでもない!立派な主役として食卓を飾る食材ナンデス。
もちろん画像のようにそれだけでもサブジにしますが、じゃがいもと一緒に煮て食べたりもします。
日本の料理店では、夏はオクラ、ナス&トマト、かぼちゃ、冬はカリフラワーなど、季節に応じてメニューにラインナップするようです。
《 パン 》
インド人の主食はパンとライス。北と南では気候に違いがあるぶん主食として食べられているものが違います。
北は小麦粉が栽培されているのでパン食が主。南は米を栽培しているので米食。もちろん北でもライスは食べられているのですが、そのときはパンも必ずいっしょに食べるそう。
パンは、インドがムガール帝国時代に中近東のほうからはいってきたもののようで、そのころから食べられるように。もともとの原住民(?!)たちが生活していた南はあまり影響をうけなかったということもあり、昔から米食が中心。
みなさんがよくご存知のナンは、タンドールという大きな特別の土の窯で焼くもので、インドの家庭ではほとんど食べられていません。街中にはタンドゥル専門店があるというくらいで、一般家庭では特別なものなのです。
(そんなどこの家にも土の窯があるわけないですよね~。)
そんなわけで、今回はナンを省き(すでに知名度も高いということもあり)日常食べられているものを紹介します。
ナンの生地をつかったメニュー(ガーリックや玉ねぎをトッピングしたもの、サブジなどを中にはさんで焼いたものなど)もありますが、これはまたの機会にくわしく紹介します。
次のページでは、さっそく画像入りでパンの紹介をしていきますね♪