● サラダ ●
●スープ ●
≪ サラダ ≫
お店に食べに行ってセットものを頼むと、必ずサラダはついてきますよね。
でも、このサラダをインドで食べられているサラダとおもってはいけません。これは、ただ生野菜をせん切りなどにして盛り合わせたものに、既存のサウザンドレッシング(オレンジ色のクリーム状のドレッシング)やイタリアンドレッシングをかけただけのものなのですから。洋食ランチのつけあわせについてくるものと同じということです。
ではインド独特のサラダは?
といいますと、ほとんどのものに香辛料がたっぷり。油を加えない(加えても少量)ので、さっぱりとしていてとってもヘルシー!
“ でも、油が入っていないから味がものたりないのでは…? ”なんて心配はご無用。香辛料で充分満足感が得られます。それにカレーといっしょに食べると、なんともいえないこのさっぱりとした味わいがとってもマッチ。
いろいろと書いてちょっと前置きが長くなりましたが、さっそく紹介していきますね。
『 ライタ 』
ヨーグルトで野菜や果物を和えたとても代表的なサラダ。(画像はきゅうりのライタデス。)
ヨーグルトのさわやかな酸味と少しピリッとしたレッドペッパーの辛み、インドらしいクミンの香りが効いているのが特徴。中に入れるものはきゅうり以外にも、トマトやほうれん草、ご飯、揚げパンなどさまざま。
『カチュンバー(インドの生野菜サラダ)』
これはトマト、きゅうり、玉ねぎなどの野菜をたっぷりのレモン汁とブラックペッパー、少量の塩で仕上げたもの。よーく冷やして食べるこのシンプルなサラダは、さっぱりとしていていくらでも食べられてしまいます!
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≪ スープ ≫
日本の味噌汁と同じで、インドでは毎日飲まれている“ スープ ”。このスープの特徴としては、豆が必ず入るということ。インドの豆には煮こむと溶けてペースト状になるもの、ほくほくとして形状が残るものなど種類が豊富。日によって種類を変えたり、香辛料や加える野菜をかえることでバリエーションが広がり、飽きることがないそう。
こう考えると、日本の味噌汁の感覚とほんとうに似ていますよね。
味噌の原料は大豆。いやー、豆はすばらしい!!
これだけ広大なインド。やはり北と南ではそれぞれに味の違いがあります。
北は、比較的豆中心でとろみのあるものが多い。南は北に比べ、タマリンドという甘酸っぱい果実を乾燥させたものを加えていてやや酸味があり、香辛料も強め。
このようにインド人にとって毎日欠かせないスープ。一般的には“チャパティ”
というパンとセットにorご飯にかけて昼食に食べるのが一般的。地域によって多少違いはあるとは思いますが。
『 ムング豆のスープ 』
これは、北インドでよく飲まれているもの。ムング豆はクセがないので日本人には食べやすい。
この黄色はターメリックで色づけしていて、インドらしいクミンの香りがするのが特徴。一見濃厚そうに見えますが、意外とサラッとしていて軽い口当たり。
このほかにも、豆のスープは数えきれないほどたくさんあります。
『 ラッサムスープ 』
南インドの代表的なスープ。北よりも気温が高いということもあり、やや辛め。ブラックペッパーの辛みとタマリンドの酸味、ハーブが効いています。辛いけどさわやかなスパイスが香り高くてヤミツキになる味。
わたしはもうこのスープの虜デス。
さあ、次のページで紹介するのは人気のスナック感覚の揚げ物。
ビールのおつまみとして、また香辛料をひかえればお子さんのおやつにも最適デスヨ。