ル・コントワール・ド・ブノワ(3ページ目)

伝統的なビストロ料理

シェーヴルとトースト	ラディッシュ

まずはアミューズとして、シェーヴル（山羊のチーズ）にハーブを混ぜたクリームチーズに、トーストが登場。シェーブルの円やかな酸味が心地良く食欲を刺激してくれます。さらに続いて、ラディッシュが供されるのですが、これが新鮮抜群！　お店のコンセプトが「大阪（関西）のテロワール」ということで、まずは野菜の丸かじりからスタートです。

・牛肉と香味野菜の冷製　ポ・ト・フのゼリー寄せ

VIANDE ET LEGUMES d'un pot-au-feu en gelee

前菜・主菜・デザート共に、数種類からのプリフィクスとなっています。この日に選んだ前菜は、「牛肉と香味野菜の冷製　ポ・ト・フのゼリー寄せ」。口に入れた途端に、溢れる旨味を放つゼリーに、柔らか食感の牛肉、そして薫り高い葱が混ざり合い、とても複雑で美味たる余韻を残していく一皿。あっさり上品な味わいなのにコクがあり、なんともワインを誘う仕上がりです。

・国産豚ロースのソテー　わけ葱　人参

SAUTE DE COCHON minute, cebettes et carottes

主菜は「国産豚ロースのソテー」。この料理は二人前からだと写真のようにル・クルーゼの鍋に入れて供されます。こういう演出はビストロだからこそ、の醍醐味。テーブルを共にする仲間達と、取り分けする愉しさが味わえますね。

この本場パリ並のボリュームは圧巻です。

鍋の中には、豚肉以外にも、わけ葱と人参が入っており、どれもとても繊細な味付け。特に豚肉ロースは素材の味を際立たせた仕上がりで、肉汁を閉じこめながら、しっかりと味を染み込ませてあり、とても柔らかでジューシー。


・ヴァシュラン　ヴァニラ・フランボアーズ

VACHERIN vanille/framboise

そして、「傑作！」と思わず叫んでしまったデザートが、この「ヴァシュラン」。フランボアーズ独特の酸味と、メレンゲの甘味が、これだけ高次元で融合しているだけでも凄いのですが、そこにサクサク食感とヴァニラ＆フランボアーズ香までもが渾然一体化し、素晴らしい仕上がりに。

天空のビストロ

大阪にピッタリな「旨くて安い」が徹底されたビストロ。

がっつりとボリューム感のある料理と、ハイレベルなサービス陣。にも関わらず手頃な価格帯のコース仕立てとなっており、使い勝手も抜群。しかも、地上33階からの眺望は予想以上に素晴らしく、まさに「天空のビストロ」といえるでしょう。


＜DATE＞
・店名： LE COMPTOIR de BENOIT OSAKA（ル・コントワール・ド・ブノワ　大阪）
・所在地：大阪市北区梅田2-4-9 ブリーゼブリーゼ33F
・アクセス：JR大阪駅「桜橋口」駅　徒歩約5分
・地図：Yahoo!地図
・TEL：06-6345-4388
・営業時間：11:00～14:30(LO)、17：00～22：00(LO)
・定休日：原則として年中無休（ブリーゼ・ブリーゼ休館日に準ず）

☆席数
レストラン: 66席
コントワール: 14席
プライベート・ダイニング・ルーム: ル・サロンは10席。ル・プティ・サロンは14席。

☆メニュー
ランチ: 2,600円　3,800円　5,200円
ディナー: 5,700円　6,800円　8,000円
メニュー・デギュスタシオン: 12,000円
税込み、サービス料10%別