おまかせコースを御紹介
|
写真右から手島純也シェフ、吉野建シェフ、成田一世シェフ |
この日は計らずも、オーナーシェフの吉野建シェフ、オテルドヨシノ料理長の手島純也シェフ、ジョエル・ロブション エグセクティブ シェフパティシエの成田一世シェフという、3人のスーパーシェフが織り成す「食」の饗宴を味わう機会に恵まれたのは、運が良かったと言う他ありませんが、和歌山という食材の宝庫に足を運んだことが、運を引き寄せてくれたのだと思います。
それでは、スーパーシェフ達による「おまかせ」コースを御紹介! ただ、今回は「魚メイン料理」のみ、事前にリクエストした料理となっていますので、そちらのほうもお楽しみに。
・グジェール
|
Gougere |
まずは定番アミューズであるグジェールからのスタート。チーズの香ばしさがシャンパーニュを誘います。
・山羊のブランマンジェとアロエのアグリューム
|
Blanc manger de chevre et agrume de aroe |
グジェールの後に供されたのは、夏にぴったりの冷たい一品。一番下には山羊のミルクを使ったブランマンジェ、二層目にはアロエのアグリューム、上層には柚子のスプーマ、という三層仕立てとなっていて、見た目も白を基調とした清涼感のあるルックスが何とも涼しげ。
口に運ぶと、柔らかく滑らかな食感と共に、透き通るようなフレッシュな味わいが優しく拡がり、そこに柚子のブーケが鼻腔を霞のように包み込みます。夏の暑さを忘却させてくれる、甘美な前菜でした。
・生ハムのジュレとメロン、ぺルノーのエミュリュション
|
Gelee de jambon cru,melon,emulsion de pernod |
前菜2皿目は、生ハム+メロンの組み合わせによる一品。球体にカットされたメロンの下には、パルマ産生ハムを使ったジュレが敷いてあり、定番の組み合わせながら、独特の食感と軽やかな風味を奏で合うのです。そしてさらに、ジュレに浮かぶぺルノーのスプーマが一層、味わいを引き立てるアクセントとして、その存在感をアピールしてくるのも印象的でした。また、見た目の可愛さもポイント高いですね。