生まれたときの赤ちゃんの写真や、沐浴中の写真を見せながら、生まれたときの様子を話すママ。 |
妊娠中のことや、赤ちゃんが生まれたときのことをママの言葉で伝える
赤ちゃんがハイハイしたりできるように、床には青いビニールシートが敷かれ、高校生達は円座に座ります。1クラスに1~2組の赤ちゃんとママが入り、NICEのメンバーが司会をしながら、話を進めていきます。自宅出産したママや、水中分娩したママなど、さまざまな体験談が飛びだします。
「陣痛はとてもつらかったけれど、赤ちゃんが出てくるときにはすごく気持ちよかった」
「生まれたばかりの赤ちゃんは、とっても温かかった。すぐにおっぱいをのんでくれて、とても嬉しかった」
「胎動を感じたときには、お腹に別な命がいるという実感が湧いて、感動した」など、ママの言葉で、たくさんのエピソードが語られます。
お腹がすいた赤ちゃんにおっぱいを飲ませながら、話を続けるママ。 |
授業中に授乳やおむつ替えも
授業中ではありますが、「命の授業」というだけあって、授乳やおむつ替えもその場で行います。そんな光景も、きょうだいがいない高校生にとっては、かなり新鮮だったよう。でも、ママがさりげなく、赤ちゃんのお世話をする様子は、高校生達にとても自然に受け入れられていたように思います。
赤ちゃんを抱っこする女子高生。よだれを拭いてあげながらも、笑顔がこぼれます。 |
赤ちゃんを代わる代わる高校生が抱っこ
赤ちゃんは、高校生達の間を次々に抱っこされていきます。途中で泣いてしまう赤ちゃんもいましたが、ずいぶんたくさんの高校生が赤ちゃんを抱っこした感触を味わったのではないかと思います。
抱っこする高校生は、みんな笑顔になります。赤ちゃんの力って、改めてすごいなと実感しました。