喫煙者数自体は減少傾向にありますが、まだまだタバコを吸っている人がいるのも事実。受動喫煙によって、お腹の赤ちゃんに悪影響を与えることがわかっていますから、ママの妊娠がわかったら、ママはもちろんパパもタバコをやめましょう。

胎児や子どもをタバコの害から守る活動をされている、静岡市保健福祉局保健衛生部の加治正行先生(静岡県立こども病院内分泌代謝科を経て、現職)に教えていただきました。

喫煙&受動喫煙によって、出生時の赤ちゃんの体重が少なくなる

受動喫煙は妊娠中の喫煙と同じくらい、胎児に悪影響を与えています。クリックすると拡大されます
受動喫煙は妊娠中の喫煙と同じくらい、胎児に悪影響を与えています。クリックすると拡大されます
グラフは、妊娠中の喫煙と、受動喫煙によって赤ちゃんの体重に違いがあるのかを比較したもの。このデータ自体は10年近く前のものなので、出生児全体の体重が減少傾向ですから、さらなる体重低下が懸念されます。

ママの中には、「小さく産む方が楽だから、喫煙や受動喫煙しても大丈夫」なんて考える方もいるようですが、これは大きな間違い。ママ自身適切に体重増加しないと、赤ちゃんが発育不全になると言われています。また喫煙や受動喫煙によって、酸素欠乏状態になり、赤ちゃんの脳が傷つくという指摘もありますから、妊娠がわかったら、というよりも赤ちゃんを欲しいと思ったら、パパもママもすぐに禁煙を心がけたいものです。

妊娠中の喫煙や受動喫煙が、赤ちゃんの知能指数にも影響?!

タバコが赤ちゃんの知能指数にも影響。クリックすると拡大されます
タバコが赤ちゃんの知能指数にも影響。クリックすると拡大されます
また、妊娠中の喫煙や受動喫煙が赤ちゃんの知能指数にも影響を与えるというデータもあります。

そのほか、喫煙や受動喫煙によって、注意欠陥多動性障害(ADHD)が増えるというデータもあります。

加治先生は、妊婦の喫煙や受動喫煙によって「ニコチンの作用で臍帯や胎児の血管が収縮して血流量が減少し、胎児への酸素や栄養の供給が低下します。また高濃度の一酸化炭素が胎児血中に移行して、胎児を更に酸欠状態におとしいれます。まさに胎児の首を絞めて窒息させるに等しい虐待行為なのです。そのため自然流産や早産、周産期死亡のリスクが高くなりますし、胎児の発育が障害されて出生時の身長や体重が減少することはよく知られています。」と強くおっしゃっています。

妊娠中のママの横でタバコを吸っているパパ。今すぐに、赤ちゃんのためにタバコをやめましょう。



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