子どもがいるのがあたり前でない社会環境

●ベビーカーがつっかかってしまう歩道の段差
まだまだ未整備の社会環境

たとえば、ベビーカーを押しながら道を歩くと、横断歩道を渡った先の歩道に段差がないところは、ほとんどありません。歩道自体が狭くて、ベビーカーを押して歩くのに、とても気を遣うということもあるでしょう。

これはこの間、電車で耳にした話。ベビーカーのママが隣に座った人と世間話をしていたのですが「今日は、ベビーカーでの初めてのお出かけなんですが、エレベーターがある駅とか、すごく調べてきたんですよ」と言っていました。以前に比べれば都心にはエレベーター完備の駅も少しずつ増えてきてはいますが、それでもまだまだ赤ちゃん連れで外に出にくい世の中なのだと思います。

●赤ちゃんに触れ合っていない子ども達
そして、子ども達にとっても、赤ちゃんがいるのが普通の世の中になっていないということです。

核家族化や少子化のため(社会の中に赤ちゃんがいないので)、兄弟がいないと赤ちゃんに触れ合う機会を持たない子どもが増えているということも問題だと思います。

赤ちゃんとの触れ合いを持たずに親になって、扱い方がわからずに虐待(暴力や無視、育児放棄など)してしまう親が後を絶ちません。

赤ちゃんとの触れ合いを持っていないから、赤ちゃんや子どもの存在を受け入れられない。かわいいと思わないし面倒だしお金もかかるから産まないという夫婦もいると思います。

この赤ちゃんとの触れ合いに関しては、地方自治体などが小学校や中学校の体験授業を通して少しずつ取り入れているようですが、まだまだほんの一握りというのが現状です。

少子化を止める方法に特効薬はありません。そして、ひとつひとつへの対処療法ではなく、子どもの教育から社会的サポートまでも含めて、もっと体系的に考えていかなくてはならないことだと思います。

資料:厚生労働省「平成16年人口動態統計」

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