論文の成績が学部決定に大きく影響
カリキュラムの主なねらいは、早稲田大学への進学を前提として、将来大学や一般社会で活躍するための十分な素養や問題意識・判断力を養うこと。高1・2は全員がすべての科目をまんべんなく学ぶ。高3は最低限の必修と、志望学部に応じて7群7科目(14単位)の選択科目を履修。選択科目は大学での研究を意識した高度で多彩な科目として学院の学びの特色の一つとなっている。
その中身は主要科目に加え、外国語科目、オンデマンド授業、家庭科科目など12科目から成り、それぞれの科目内に多様な講座を設置。外国語科目は中国語。朝鮮語、スペイン語、フランス語など6講座。オンデマンド授業とは早稲田大学人間科学部が提供するコンテンツをインターネット上で受講するもので、心理学系の講座や「色彩情報論」「脳の構造と機能」「マルチメディア」など。
卒業論文制度も学びの特色となっている。高2後半から高3にかけて、各自が決めたテーマで担当教員の指導を受けながらじっくりと調査・研究し意見をまとめるもので、これが早稲田大学に進むための必須条件。論文の成績が学部決定に大きく影響する。
早稲田大学本庄高等学院の大学進学実績
原則として全員が早稲田大学へ推薦され、大半が進学する。学部は本人の希望、成績などによって決定。志望学部によって3年次選択科目の履修条件がある。2010年度の学部別推薦数(予定)は、政経学部70名、法学部44名、文化構想学部・文学部37名、教育学部40名、商学部29名、基幹理工学部40名、創造理工学部35名、先進理工学部34名、社会科学部15名、人間科学部12名、スポーツ科学部6名、国際教養学部13名。