結婚できない男よりも、結婚できる男を探すこと
『結婚できない男』から10年以上も前に流行ったのが、『結婚しないかもしれない症候群』の女たち。その10年後を描いた本作は、30女的にぐっとくる。課題図書に認定します。 |
多少は変人だろうと、変態だろうと(?)、要するに、人を思う気持ちや誠実さが根本にある男子なら(そこがナイ男が増えているというのが実はいちばんの問題だけど)、とりあえず合格だ。
そこから先、結婚できる男かできない男かは、個々の価値観と相性とタイミングによるところが大きい。「ギャンブラーは嫌だけど、格闘技オタクはアリ」とか、「片づけられない男は嫌だけど、神経質な男よりはマシ」とか、人によって微妙なOKラインがある。
完璧に“結婚向きな男”なんてどこにもいない。私の周囲の男子も、思い返せば、今回アンケートをとった4項目のいずれかにアテはまる人ばかり。ダメなところはあるけれど、ダメ男だなんてくくれない。波長の法則か、私や女友だちも同じ。表面的に見れば、“結婚できない女”だもの。「家事より仕事に夢中」だったり、「朝が苦手」だったり、そもそも、「本気で結婚する気がなかった」りする。男目線で見れば、結婚できない弱点だらけ!
でも、そんな互いのダメさを許せたり、ラクに過ごせる相手もいるし、そういう相手なら、きっと一歩一歩でも関係が紡げるはず。その先には、結婚だってある時にはある。
本気で結婚したいと思ったら、結婚できない男を見極めるよりも、結婚できる男を探す目を養いたい。
今回のコラムはいかがでしたか? 結婚できない男も女も往々にして、本音の部分では結婚する気のない男女なのかも……。大人になりきれないのか、時代の不可抗力か、結婚できない理由は決めつけられないなぁと感じました。当事者の1人としても興味深く思います。
■本日の恋の栄養素
10年後の「結婚しないかもしれない症候群」
“負犬”という呼称が流行する以前、女性が結婚することが当たり前ではなくなってきた90年代にブームを巻き起こした『結婚しないかもしれない症候群』。続編では、前作で「結婚はもうしないかもしれない」と思った女性たち、10年後の様子を追っている。結婚しないと思って生きていた女性たちの、30代後半、40代とは--? リアルでためになり、励まされる一冊です。
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