恋愛/アラサー女子向け恋愛コラム

40歳のキョンキョンがモテる理由

年の差20歳恋愛が話題の小泉今日子さん。彼女の存在&生きざまは大人の女の正しいモテ道を教えてくれます!

執筆者:All About 編集部

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小泉今日子さんの最新主演映画。家族をテーマに繊細に人の心が描かれています。彼女は一家のお母さん役!

20歳差恋愛が叶う秘密

日本中を熱狂させた亀梨くんとの20歳差恋愛。その真意のほどはさておき(遅まきながら、この件に関しては、30女のみなさんの御意見をうかがってみたいところですが……)。小泉さんは、仕事のみならず、実生活でも老若男女に確実にモテる人だと思う。 最新エッセイ『小泉今日子の半径100m』を読むと、つくづくそう思う。

しかも、このエッセイ、30代の正しい女道みたいなものも見えて来るし、私のような中途半端な30代前半の女よりも、正しき40女のほうが(本質的な意味で)モテるようになれるんだってこともよく分かる!

なぜかって? それは簡単に言うと、「突き抜けてる!」からです。女の先輩たちを見るに、35歳過ぎは過渡期だ。女が年をとっても美しく輝き続けるのは簡単じゃない。社会的なプレッシャーとか、ホルモンバランスとか、環境や体調は年々悪くなるし……。35歳の峠を超えれば、大人の女の存在感が出てくるけどね。

ちょうど変わり目の30代後半は、それまで引きずっていた若さの匂いが完全に消えて、人生への疲労感や焦燥感にさいなまれるのかちょっとパサつきはじめる印象がある。30代前半までは、ギリギリ若い時の自分の持ち味でモテていられるけど、35歳になると、もうそれはいきなり通用しなくなる気がするんだよね。若さや安っぽい女力ではなく、もっと本質的な自分力で勝負しないと、くすんでしまうと思う。

正しい女の年のとり方って?

憧れのキョンキョンだって例外じゃない。彼女がこのエッセイを書き始めたのは37歳の時。離婚問題に揺れていた時期のせいか、「実は疲れていたと思う」と文中で語っている。そんな低気圧な状態ながらも、彼女は投げやりになることなく、何気ない日常と静かに対峙していく。

仕事の現場で最年長になり、“今日子さん”とみんなに“さんづけ”で呼ばれることに戸惑いつつも、永遠の末っ子キャラを自認したり、「女は何かを育てることで成長できる気がする」と考えて猫を飼ってみたりする。「“少女心”を前面に出して生きるのは気持ち悪いけど、でも絶対に心の奥の方で大事に大事に守っていきたい」「庭の草むしりで格闘したり、鉢植えの花を育てていると、そんな少女心をピカピカに磨いている気がする」(以上、著作より引用)と話す。

彼女は、30代前半までは突っ走りすぎて省みなかった、“当たり前だけどかけがえのない日常”を送ることで心身を自浄して、“若さの亡霊”から脱却し、自分なりの“大人の女のスタイル”を見つけていく。壁を突き抜けて新たな出会いに恵まれ、再び走り出し、輝きはじめる。マイペースに毎日と向き合うこと、頭と心と感覚をちゃんと使うこと、経験は大切にしても経験には縛られないこと……。実感のこもったフレーズが、いろんなことを感じさせてくれる。花が枯れれば美味しい実がなるように、ちゃんと年をとるってこういうことだろう。

彼女が超年下の男子にもモテるのは、35歳の壁を正しく突き抜けて、若さという相対的な魅力にも勝る「絶対的な個人の魅力」と「安定感」を身につけたからだと思う。

次のページでは、40女のキョンキョンが愛される理由をさらに掘り下げます。
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