あんなに彼にハマっていたけれど、単なる発情だったのかも。
精神的な愛を感じるためには、相手の性格や、共有したい価値観などが重要になるでしょう。相手の人柄を知るまでに、いろんな会話をして、ある程度の時間がかかります。
一方、発情は、それらとは全く関係なく出現します。
たとえば、外見以外ほとんど知らない異性や、ちょっと危険な匂いのする、ワイルドな男性に惹かれてしまったことはありませんか? 素顔やプライベートを知らない芸能人に抱かれたいと思うこともあるでしょう。現実的には、その男性の彼女になるイメージは持てなくても、セックスしたいと感じることは、自然なこととして、誰もが経験することでしょう。
女性が性欲を自覚すれば、ハマる必要のない恋愛を避けられる
ハマる必要のない恋愛も区別できる。
男性は、自分の性欲を自覚しやすいので、女性に魅かれても、単にセックスをしたいだけの相手か、付き合いたい相手かを意識してる場合が多いようです。
一方、女性は、愛のないセックスを否定的に感じるために、性欲をロマンティックなトキメキに結び付けようとする傾向があります。それゆえ、単に性的な魅力を感じているだけなのに、「恋に落ちてしまった」とか「突然、愛が始まってしまった」と勘違いするケースが少なくありません。特に、自分の性欲を自覚していない女性ほど、発情と恋愛感情とを混同しがちです。その結果、付き合うには難しい相手との関係で悩むことになるかもしれません。
また、性欲を肯定的に捉えていれば、自分の欲求にも素直になれます。発情だけのセックスに、必要以上に、罪悪感を覚えたり、ネガティブな経験だと思ったりしなくてすみます。愛を育んでからのセックスもあれば、セックスから始まる愛もあります。単なる発情の情事も悪いわけでもありません。問題なのは、それを愛と勘違いしてしまうことです。
『Sex and the City』の主人公達が、自問自答しながらも、自分の性欲や虚栄心や嫉妬心を認め、赤裸々に語る姿は、多くの女性たちに支持されました。このドラマをきっかけに、キャリーやサマンサたちのように、性的に自由奔放な行動に憧れ共感を示した人も多かったはずです。
彼女たちのように、誰もが奔放になる必要はありません。ただ、女性も、自分の性的な欲求を自覚することで、余計な駆け引きをする必要もなく、もっと自由に、男性とも対等に、恋愛やセックスを楽しめるようになります。このような女性が増えれば、男性が求める女性像も変化してくるのではないでしょうか?
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