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性欲を恋愛感情と勘違いしているかも?性欲を自覚することも大切

あなたが今恋愛感情と思っているものは性欲からくるものかも……。性的な欲求を自覚することで、女性は恋愛やセックスをもっとポジティブに楽しむことができるはず。恋愛と発情を混同しないこと、性欲を認めることで、今までのセックス観が変わります!

西郷 理恵子

執筆者:西郷 理恵子

恋愛ガイド

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性欲を恋愛感情と勘違いしているかも?性欲を自覚することも大切

あんなに彼にハマっていたけれど、単なる発情だったのかも。

自分の性欲を自覚していない女性は、全ての発情を恋愛感情に結び付けてしまう傾向にあります。確かに、性的に惹かれる要素が全くないところから、恋愛は始まりません。どんな恋愛の入り口にも、必ず発情や性欲が存在しているはずです。しかし、精神的な愛と肉体的な欲望は、本来は、個々に独立した要素で、常に一致するわけではありません。

精神的な愛を感じるためには、相手の性格や、共有したい価値観などが重要になるでしょう。相手の人柄を知るまでに、いろんな会話をして、ある程度の時間がかかります。

一方、発情は、それらとは全く関係なく出現します。
たとえば、外見以外ほとんど知らない異性や、ちょっと危険な匂いのする、ワイルドな男性に惹かれてしまったことはありませんか? 素顔やプライベートを知らない芸能人に抱かれたいと思うこともあるでしょう。現実的には、その男性の彼女になるイメージは持てなくても、セックスしたいと感じることは、自然なこととして、誰もが経験することでしょう。
 

女性が性欲を自覚すれば、ハマる必要のない恋愛を避けられる

ハマる必要のない恋愛も区別できる。

ハマる必要のない恋愛も区別できる。

冒頭にも書きましたが、恋愛とセックスは違うものです。両者には大きな関連性はありますが別の要素です。なのに、その二つをいつもセットだと信じてしまうことは、大きなリスクに繋がりかねません。

男性は、自分の性欲を自覚しやすいので、女性に魅かれても、単にセックスをしたいだけの相手か、付き合いたい相手かを意識してる場合が多いようです。

一方、女性は、愛のないセックスを否定的に感じるために、性欲をロマンティックなトキメキに結び付けようとする傾向があります。それゆえ、単に性的な魅力を感じているだけなのに、「恋に落ちてしまった」とか「突然、愛が始まってしまった」と勘違いするケースが少なくありません。特に、自分の性欲を自覚していない女性ほど、発情と恋愛感情とを混同しがちです。その結果、付き合うには難しい相手との関係で悩むことになるかもしれません。  そんな事態を避けるためにも、愛と発情の違いを意識化することが大事です。付き合う相手ではないけれど、性的に惹かれてしまうと自覚するだけで、リスクの大きい関係を継続させたり、ダメ男との関係にズルズルと深みにハマってしまうことは避けられるでしょう。身体は没頭していても、心まで翻弄される必要はありません。

また、性欲を肯定的に捉えていれば、自分の欲求にも素直になれます。発情だけのセックスに、必要以上に、罪悪感を覚えたり、ネガティブな経験だと思ったりしなくてすみます。愛を育んでからのセックスもあれば、セックスから始まる愛もあります。単なる発情の情事も悪いわけでもありません。問題なのは、それを愛と勘違いしてしまうことです。

『Sex and the City』の主人公達が、自問自答しながらも、自分の性欲や虚栄心や嫉妬心を認め、赤裸々に語る姿は、多くの女性たちに支持されました。このドラマをきっかけに、キャリーやサマンサたちのように、性的に自由奔放な行動に憧れ共感を示した人も多かったはずです。

彼女たちのように、誰もが奔放になる必要はありません。ただ、女性も、自分の性的な欲求を自覚することで、余計な駆け引きをする必要もなく、もっと自由に、男性とも対等に、恋愛やセックスを楽しめるようになります。このような女性が増えれば、男性が求める女性像も変化してくるのではないでしょうか?

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