西郷理恵子の恋愛コラム/西郷 理恵子の恋愛情報

結婚を勧める既婚友人は、親切?お節介?

婚活が広く叫ばれる中、現実には晩婚化、非婚化が進んでいます。そんな中、友人同士でも、結婚を勧める既婚者の行動は、賛否両論。結婚を勧めることが、なぜ問題視されるのかを分析しました。

西郷 理恵子

執筆者:西郷 理恵子

恋愛ガイド

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親切?お節介? 結婚を勧める既婚友人は善か悪か

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【恋愛裁判】「結婚を勧める既婚友人は?」
数年前から婚活が広く叫ばれる中、現実には晩婚化、非婚化が進んでいます。

オールアバウト独自のユーザー参加型アンケート「恋愛裁判」による調査(※現在はサービス停止済)で、「結婚を勧める既婚友人は有罪か?無罪か?」をリサーチしたところ、有罪と答えた人49.2%、無罪と答えた人50.8%で、僅差で無罪に軍配が上がりましたが、世論を二分する関心ごとと言えるでしょう。

ここで興味深いのは、「なぜ結婚を勧める既婚友人が有罪なのか?」という理由でした。投稿された有罪理由を大きく3つに分けて考察したいと思います。

【有罪理由1】幸せの価値観を、押しつけているから

<男・21・大阪府>
「結婚」=「幸せ」のような価値観を他人に押し付けるのは良くないと思います。どういうことに「幸せ」を感じるかは、人それぞれですよね。
<女・26・兵庫県>
友人がうまくいっていても、私が幸せな結婚生活を送れるとは限らない。ノロケるのは構わないけど、おせっかいはいらない。「勧めたから結婚したのに最悪」と言われても困るでしょう。
<女・31・東京都>
結婚しないと一人前にみてもらえない風潮を引きずっているようで素直に受け取れない。

【考察】
今後も、非婚化、晩婚化は継続すると予測され、ますます結婚しない人も増えていくはずです。その結果、結婚はスタンダードであるよりも、1つの選択肢のような位置づけに変わっていくと思います。結婚することも、結婚しないことも、個人の人生観や価値観によって、判断されていくことになるでしょう。やはり、結婚に限らず、友人同士での会話では、どんな価値観でも押し付けられたと感じれば、嫌がられ、摩擦を生むだけです。

また最近では、婚活推進派の中には、「結婚」=「幸せ」では飽き足らず、「結婚しない」=「孤独死する」「老後が悲惨」「経済的にリスクになる」という脅し文句を並べる人たちさえいます。このような恐怖心を利用した情報は、それらの意見が正しいかどうかを、人に検証をする隙を与えません。そして、自分が不利益を被らない多数派(既婚者)に属せるかどうかを気にするように仕向けています。実際に、私が相談を受けた未婚女性にも、恐怖心を煽られ、余計に結婚へのプレッシャーを強めていた方たちがいました。

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