西郷理恵子の恋愛コラム/西郷 理恵子の恋愛情報

結婚したら幸せ?ゲイから学ぶカップルの絆(3ページ目)

「恋愛」の延長線には「結婚」はないことを知っていますか?2009年、私が一番勧めたい本『二人で生きる技術‐幸せになるためのパートナーシップ』を出版された同性愛である大塚隆史さんにインタビュー。

西郷 理恵子

西郷 理恵子

恋愛 ガイド

カップルコンサルタント。男女の愛と幸せについて、新聞や雑誌などに執筆。

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恋愛の延長線が結婚ではない

パートナーとは、「この人はとても大事だな」とか、「この人は取り換えがきかない相手だな」という感覚でつながっていることが大切。
パートナーとは、「この人はとても大事だな」とか、「この人は取り換えがきかない相手だな」という感覚でつながっていることが大切。
ガイド西郷:「結婚してもいつまでも愛されたい!ラブラブでいたい!」という台詞は、女性の恋愛本のキャッチコピーにもよく見掛けます。でも、結婚後の生活は、その言葉からイメージされるものとは、圧倒的に違うと思っています。まさに、本に書かれていた「お互いをかけがえのない人間として結びつける絆」作りに視点を置くべきなのではと、感じました。

大塚さん:そうですね。関係って、この人はとても大事だなとか、あ、ちょっとこの人は取り換えがきかない相手だなという感覚でつながっていることが大切で、明日になったら、夢が冷めちゃうような「好き」という感覚だけでつながっていこうとするのは違うんじゃないかなって思うんです。いつの頃からか「恋愛」が続いていくことが、「結婚のイメージ」になってしまっているんですね。

ガイド西郷:それは、世の中に、結婚に関する情報が不足しているということなんでしょうか?

大塚さん:結婚というものに関して、自分たちなりにちゃんと考えるということが、なさすぎるんじゃないかな? ゲイとかレズビアンはそこに関しては考えざるをえなかったから、その「考えてきたこと」が蓄積されてきたんだと思います。

今回の本は、セクシュアリティを限定しないで、すべてのカップルに考えてもらう契機となるように書いたつもりなんですけど、正直に言えば、男女のことはよく分からないんです。だって、彼ら、彼女らがどうしていきたいのかも知らないし……。だけど、ゲイやレズビアンが考えてきた知恵には、応用できることがたくさんあると思うんです。

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