お茶の水女子大学の講義も受講可能
小規模校らしくきめの細かく密度の高い教育を行っている。授業は8時10分から開始。45分授業で7時限まで。高3は現代文と現代社会、保健体育、英語、家庭が必修で、あとはすべて選択となり、大学受験対応の指導も行う。英語の授業は教師も生徒も基本的に英語のみで行われ、副読本などを用いて宿題も多く出される。3年生はネイティブ教員による授業もあり。高大連携を進めているのも特色となっている。国・数・英を中心に高大の教員が連携して教育法などを開発。数学では「虹」の学習を切り口として数学への興味・関心を育てる取り組みなど、ハイレベルでユニークなアプローチがみられる。3教科以外にも総合的な学習の時間などで附属大学の教員による講義を実施。これまでに「ジェンダーと科学」「アートに表象されるジェンダー」「イスラーム世界と日本」「エジプトからの留学生 ネルミーンさんのお話」「国際協力とは何か 私たちにできること」など高校での学びを超えた魅力あるテーマで実施されている。
また、附属大学の講義も受講でき、大学図書館も利用可能。講義は哲学・倫理学、比較歴史学、日本語・日本文学、教育科学、数学、外国語(英語・中国語・フランス語)など約40講座から、好きなものをいくつでも受けることができる。このほかキャリアガイダンスとして1~2年生対象に附属大学教員による講演や大学での実験の見学などを実施。早期から将来の志望・夢を育てる指導も高大連携のねらいに位置づけられ、総じて高校段階から大学レベルの教養教育に入っていく形となっている。