スイスの季節（気候・気温）・祝日・イベント(4ページ目)

スイスの冬（12～3月）

12月になるといよいよ冬本番。クリスマスイブまでの約4週間は、クリスマスマーケットのシーズンになります。チューリッヒ、ジュネーブ、ベルンなどの大きな町では、クリスマス用品を売るスタンドが並び、夜は光のイルミネーションが美しく輝きます。

山では牧草地の上に雪が降り積もり、スキーシーズンがスタート。クリスマスから新年にかけて、山岳リゾート地はスキー休暇を楽しむ滞在客で大賑わいに。スキー場が混雑するのが、このクリスマスから新年にかけての時期、学校が休みになる2月、そしてイースター休暇の時期です。混雑する時期をうまく外せば、滞在費用も割安に抑えることができるでしょう。

冬のスイスは、日によってはマイナス10℃になることも……。厚手のセーター、ダウンジャケット、マフラー、手袋など、十分な防寒対策が必要です。とは言っても、スキー場では、太陽光線に恵まれる日も多く、中には日光浴を楽しむ人の姿も！ 冬の澄んだ空気の中で、雪化粧をした山々の観光もおすすめです。

2011年、スイスの冬の祝日

クリスマスから新年にかけての時期は、スイスでも多くの人が休暇をとり、家族と一緒に過ごします。レストランは、通常通り営業していることが多いのでご安心を！

大晦日の夜、主に山岳リゾート地のホテルでは「ジルベスター・ディナー」と呼ばれる特別料理が用意されます。男性はネクタイにジャケット、女性も皆、それに応じたお洒落な装い。回りに合わせた服装の準備をおすすめします。

• クリスマス 12月25日
• ボクシングデー 12月26日
• 元旦 　1月1日

2011年、スイスの冬の主なイベント

■雪上競馬大会
スイス東南部、サンモリッツで開催される競馬大会。凍結した湖の上で、雪煙をあげながら雪上を駆け抜ける様子は迫力満点！ 競馬に加え、馬ソリのレースや馬に引かれて雪上をスキーで滑るレースなど、見るだけでも決して飽きることはありません。

開催日：2011年2月6日

■チェゲッテ
「スイスの秘境」と呼ばれるレッチェン谷で毎年2月に行われる伝統行事。奇怪な形相の仮面を付けた村の男たちが、雪深い村の家々を訪ね歩き、子供たちを驚かせます。秋田県のなまはげにそっくり！

■カーニバル
2月になるとスイス各地で行われるカーニバル。スイスではファスナハトとも呼ばれています。人々は仮装をしてパレードに繰り出しながら、冬の悪魔を追い払い、春の訪れを祝うというもの。特に大規模に開催されるのが、バーゼル、ルツェルン、ベルンなどの大きな町。普段おとなしい人もこの期間だけは羽目をはずし、期間中は町全体がたいへんな熱気で包まれます。

開催日：2011年3月14～17日（バーゼル）、2011年3月3～8日（ルツェルン）、2011年3月10～12日（ベルン）