クリストフ・オノレ監督が語る「美」の新しい定義
人生や生き方など精神に影響を与える「美」をテーマにしたかったと、語る監督 |
クリストフ・オノレ監督:最近の傾向として「美」が映画のテーマではなくなっています。『美しい人』というタイトルは、外見の美しさではなく、理想の愛を求める精神の美しさを意味しています。
『美しい人』の中で、グレゴワール・ルプランス=ランゲが初めての真剣な愛にぶつかって理想を求める高尚な精神をもったオットーを演じていますが、『美しい人』は日本語にすると高尚な人という表現のほうが近いかもしれません。
若者は絵画、音楽、映画、彫刻など、さまざまな芸術作品とめぐりあって影響を受けます。彫刻に関してはフランスの高校には飾られていません。作品では意図的に教室に彫刻を入れて、若者へのメッセージとして加えました。
日本女性へのメッセージは