生理は「生理現象」……彼女と長く付き合うためにも理解
毎月生理が辛そうな彼女。恋人であるあなたが支えてあげましょう。
これらはPMS(生理前症候群)と呼ばれており、違和感程度に思う人もいれば、日常生活に支障が出るレベルの人まで、症状と重さは人によってさまざまです。
PMSは病気ではなく、排卵がある女性なら誰にでも起こりうる生理現象。PMSが重いパートナーと付き合うなら、男性は受け入れて上手にいたわる術を身につけるのが長く付き合うための鍵となるでしょう。
一人で悩んでいる彼女を支えよう
PMSは病気ではないので、治そうと思って簡単に治るものではありません。生理がない男性からすれば、「毎月のことなのに対処できないなんて甘えている」と思うかもしれませんが、一番困惑しているのは当事者である彼女です。自分が今すぐ片付けなければならない仕事を前にしているのに、激痛によって手が動かなくなったら、と想像してみてください。頭ではわかっているのにできないもどかしさ、わかりますよね? PMSが重い女性は毎月そのような葛藤に苛まれているのです。
パートナーであるあなたが理解を示し、彼女を支えてあげましょう。
彼女の生理周期を把握しよう
PMSはカップルで受け入れてしまえば、辛さが軽減します
まずは彼女と一緒に生理周期を把握しましょう。特に一緒に住んでいるカップルには強くお勧めします。お互いPMSの時期がわかっているだけで、女性は「仕方ないもの」としていくらか苦痛を受け入れることができますし、男性は彼女のイライラや体調不良を予測できるので、ケンカを回避できるかもしれません。
食事は炭水化物を切らさずに
PMSのときイライラする原因のひとつは、血糖値の低下だといわれています。血糖値が低下すると、身体の細胞に貯えられている糖を血液中に放出しようと、興奮作用もあるアドレナリンが分泌され、イライラしたりキレやすくなったりするのです。月経前はアドレナリン湧出の頻度が高くなるので、3時間ごとに炭水化物(米など穀物類や芋など多い)を含む食事を摂るようにしましょう。お茶碗1杯のご飯を2個のおにぎりに分けて時間をずらして食べるなど、量を調節すれば太ることもありません。
生理前に「炭水化物抜きダイエットをしているの」という彼女は血糖値が下がってイライラしている可能性があります。もし彼女がアドレナリン湧出のメカニズムを知らないのであれば教えてあげて、ダイエットをお休みさせるのもひとつの方法です。
あまりに症状が重いなら
子宮の病気を抱えているなら、出産にも影響が出てしまいます。大事な彼女の体、あなたが守ってあげましょう。
婦人科にかかることを極端に嫌がる女性は少なくありませんが、パートナーが病院まで一緒に付いてきてくれるだけでも心強く思えるもの。診察に立ち会うことに抵抗があるなら、病院の玄関まででも構いません。「一緒に行こう」と誘って、病院に行く勇気を与えてあげてください。
毎月のことだから、上手に付き合おう
彼女がPMSによる腹痛や頭痛でぐったりしているなら、「辛そうだね」と優しく声を掛けながらお腹をさすってあげるだけでも女性の心が安らぎます。イライラに対しては、売り言葉に買い言葉でケンカをしないよう、うまく受け流してください。家事を分担したほうが良いのか、何もせずに各自で食事を摂るほうが良いのかは、カップルによって違います。彼女の症状や性格に合わせ二人で話し合い、最良の乗り越えかたを模索しましょう。
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