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スピード婚が幸せになれる3つのメリット!結婚の決め手や離婚率は?

あなたは結婚するならスピード婚?スロー婚?結婚を視野に入れた出会いであれば、あまり時間をかけすぎないことをおすすめします。実際にスピード婚をした人の離婚率や結婚の決め手などもチェックしつつ、スピード婚をおすすめする理由をご紹介します。

久野 浩司

執筆者:久野 浩司

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スピード婚は幸せになれる?実態は?離婚率は?

スピード婚とスロー婚、どっちが幸せになれる?

 スピード婚とスロー婚、どっちが幸せになれる?


<目次>
■スピード婚と呼ばれる場合の、交際期間はどのくらい?
株式会社マーシュが既婚男女500名に行った調査(2013年8月実施)で、結婚歴20年以上の夫婦は、結婚までが「交際期間1年未満」だった人の割合が最も多い39.0%だったと報じました。
結婚暦20年以上では、1年未満に結婚を決める人が4割を占め、結婚暦が長くなるほど結婚を決めるまでの期間が短かい傾向がある。

一方で、結婚暦1年未満、1年~5年未満の人は、4人に1人が5年以上の交際期間を経て結婚に至っており……(以下略)

出典:離婚の可能性に関するアンケート調査/株式会社マーシュ
いつから早いかどうかは人によりますが、世の芸能ニュースなどでは、出会って半年以内、または、1年以内での結婚となると、「スピード婚だけど大丈夫か?もしくは、妊娠か?」などと報道されることが多いかもしれません。

しかし実は、僕自身、出会ってわずか3カ月でプロポーズして、その半年後にはもう結婚式を挙げたスピード婚派です。

最短のスピード婚で有名なのは、なんと交際0日で結婚を決めた放送作家の鈴木おさむさん&森三中の大島美幸さんご夫婦です。出会ったその日に、鈴木さんが「結婚するか?」という一言に、芸人のノリの良さも合わせたのか大島さんが「いいっすよ!」と返答したことで結婚が決まったそうです。

ある意味、ノリで結婚したように見えた2人でしたが、その後のお2人の結婚生活を見れば、とても仲良しで、お子さんにも恵まれ、むしろ運命の2人が出会う場所が、たまたまそのシーンであったのだと思います。
 
さすがに0日婚は少し現実的でないという人も多いと思いますが、他に有名な芸能人のスピード婚カップルでいえば、堀北真希さん&山本耕史さん、菅野美穂さん&堺雅人さん、赤西仁さん&黒木メイサさんなどが付き合って2~3カ月で結婚へと至ったと言われています。どのご夫婦も、今のところ、聞こえてくるのはとても仲良しな夫婦だというお話です。

さて、皆さんは直観力勝負のスピード婚派?それともじっくりと愛を育むスロー婚派? 今回は、出会ってから結婚までのタイミングについて一緒に考えていきましょう。

■スピード婚をした人の離婚率は?
一方、逆にスピード婚カップルは離婚しやすいというイメージする人も多いかなと思います。実際にアメリカのエモリー大学の研究紹介雑誌「アトランティック」では離婚率と結婚前の交際期間における研究結果(リンク先は英語サイト)を発表しています。
 
このリサーチは、2014年に3000人の夫婦を対象に行われ、「離婚率と結婚前の交際期間は反比例の関係がある」という結果が出たそうです。

当然ながら、交際期間が長ければ、より相手と自分の価値観はじっくり見れるとは思います。でも、結婚には勢いも必要であるのも事実です。そのうえで自分の直感力もすごく大事な要素であると私自身は考えます。
 

スピード婚をした人のきっかけや決め手は? 交際2ヶ月で結婚しても幸せになれる?

海外旅行がきっかけでスピード・プロポーズ?

海外旅行がきっかけでスピード・プロポーズ?

■交際2カ月で結婚を決めても幸せになれるのか?
僕と妻の結婚のきっかけは、出会って2カ月後に行った海外旅行でした。

二人で約10日間ほど気ままにニュージーランドを周遊するドライブ旅行だったのですが、毎日24時間一緒にいても疲れずにラクだったというのが結婚を決めた大きな理由になりました。実際、この旅行の最終日に、結婚の話をして、その後1カ月以内に正式なプロポーズをしたのでした。

それから10年以上経過しましたが、音楽業界から作家への転職、そして海外への移住などを経た今も、おかげ様でとっても順調な結婚生活を送っています。

当時を振り返って客観的に自己分析してみると、それまでにいろいろな人とつきあった結果として、「自分が結婚相手に何を求めていたのか」が明確になったタイミングだったように思います。だから、出会ってからの時間に関係なく結婚しても、「彼女とは絶対にうまくやっていける」と、確信が持てたのだと思います。

■他の人の、スピード婚をした人の決め手やきっかけは?
他にも、過去に私のセミナーを受講してくれた方のケースも見てみましょう。
 
印象深いのは、交際3週間でプロポーズされ、今も幸せな結婚生活を送っている一美さんの例です。彼女の場合は、自分のブログにコメントを入れてくれた男性が運命のパートナーでした。
 
彼からのコメントをきっかけに、メッセージでやり取りをし、その2週間後の8月上旬に初めて会う約束をした2人。会ったその日に意気投合し、さらにその3日後には花火大会に行く約束をして、そこで彼から「付き合ってください」と告白をしました。

そのときに彼女は「結婚前提でなければ付き合いません」と伝えて、彼もそれを了承して付き合いが始まりました。最初のデートから1カ月で実に11回もデートをしたあと、初旅行の京都で、彼から正式にプロポーズ。半年後には結婚式を挙げました。結婚してからもう10年近くになりますが、今ではお子さんを育てながら、幸せな家族として生活を送っています。
 
さらに、もう1人、スピード婚で幸せになった女性の実例をご紹介しましょう。あきさんは、人数合わせで誘われた飲み会で、旦那さんと出会いました。彼女自身は決して恋愛上手ではなかったのですが、6歳年下の彼はもっと恋愛には不器用なタイプでした。

それでも彼は頑張って、初めての出会いから数日後に、あきさんをデートに誘いました。初デートのときも彼はリードすることもできず、会話がいまいち盛り上がらなかったそうですが、彼の真面目な姿に、何となく、結婚して幸せになるのは、こんな人と一緒になることなのかなと感じたそうです。その後も何度かデートには行きつつも、ただ飲みに行くような友人関係だったそうです。

すると、出会ってちょうど1カ月後に、彼はなんといきなり「結婚してください」と、まさかのプロポーズ。さすがに彼女もビックリして、そのときは丁重にお断りしつつも、お付き合いすることに。そして3カ月後に、彼は改めてプロポーズをして、そのまま2人は結婚したそうです。

そんな不器用だった2人も結婚してもうすぐ10年、今では2人の子供を授かり、本当に仲良しな家族となっています。
 
2つの例からもわかるように、スピード婚だからうまくいかない、ということはありません。むしろ、男性が惚れて関係が始まった場合には、とても幸せになっている夫婦はとても多いのです。
 

スピード婚のメリットって何だろう?

新鮮な気持ちで結婚生活を送れるのが、スピード結婚の魅力

新鮮な気持ちで結婚生活を送れるのが、スピード結婚の魅力

あくまでも自分の体験談であり、1つの例でしかありませんが、スピード婚をオススメする3つの理由をお伝えしていきたいと思います。

■1:結婚してからも新鮮なデートができる
まず最初に挙げたいのが、スピード婚だと、結婚してからも新鮮でラブラブな新婚生活が味わえることです。子供を作る前であれば、恋人でなく、夫婦として2人でたくさんのデートしたり、旅行に行ったりでき、この時期が金銭的にも一番、余裕があったりします。

さらに共通の夢や目標に向かって未来設計図を作っていくことは、夫婦としてとても健全な関係だと言えるでしょう。

■2:プレッシャーを気負わずに勢いで結婚に進める
結婚に対して過剰な夢や理想のイメージが先行してしまうと、決断するまでに慎重になってしまいます。「この人が100%の絶対的な人生の伴侶」なんて重く考えすぎてプレッシャーを背負い込まないことも大切です。ヘンな意味ではなく、ある意味「軽い気持ち」でいいのです。

実際、ボクの周りでも、仲良し夫婦ほど、口を揃えて「出会ってから全ての物事が勝手に進んでいき、まるで最初から仕組まれたようにスムーズに結婚へ導かれていった」と語っています。

■3:二人の共同作業によって現実的に相手を見極めれる
結婚するまでに、日取りや式場選びの打ち合わせ、親への挨拶など、2人でやらねばいけないことが多々あります。その過程の中でお互いのエゴがぶつかったり、相手の家族への気遣いなど、それは明らかにただの軽い恋愛関係とは違うものと言えます。

ただし、付き合いが長い場合、仮に女性側が何かの違和感を感じても、せっかくここまで付き合ったのだからと見て見ぬフリをする場合もあります。実はスピード婚だからこそ、より相手の本性が冷静に見えたりするものなのです。

さらに次の項目では、幸せな結婚に進むべき必要な2つの気持ちについてお話します。
 

スピード婚で失敗するのが怖い? 「勢い」と「覚悟」で乗り越える!

スピード婚に踏み切るきっかけや決め手って何? 結婚してもうまくいく人と離婚する人の差は?

スピード婚に踏み切るきっかけや決め手って何? 結婚してもうまくいく人と離婚する人の差は?

逆に、「スピード婚は不安」と感じている人は、「相手をよく知らないまま結婚して失敗してしまったらどうしよう」……という点についてだと思います。

しかし、10~20代前半の学生時代ならともかく、社会人としてすでに自立した生活をしっかり経験したのであれば、相手の人間性なんて半年~1年あれば、見極められるはず。

むしろ、付き合った時間がながければ必ず幸せになれるものでないことが結婚の難しさかもしれません。だったらむしろ、出会った時間の長さは気にせず、「勢いと覚悟」をもって、結婚に踏み切ってもよいのではないでしょうか。

実際、スロー婚カップルの多くは、学生時代や社会人になったばかりの20代前半のころに出会っていることが多いはずです。最初から結婚を前提に付き合っていたというよりは、長く付き合った結果として結婚が視野に入ってきた状態だと言えます。結婚してからの人生はもっと長いことが多いのです。これから続いていく長い時間を、よりスローに、2人で愛を育んでいき、その喜びを感じてみてはいかがでしょうか。

逆に言えば、スピード婚で失敗してしまう多くの人は、結婚に夢や理想を抱きすぎて、結婚自体が目的になっていることが多いのではないでしょうか。そうなると、結婚前に相手に疑問を感じていたのにも関わらず、「嫌われたくない」「この人を逃したくない」と自分自身を誤魔化すことで、結果的に結婚して数年後に問題が膨らんでしまった結果です。

……ですが、実はそれは、スロー婚でも同じこと。自分をごまかしているひとは、結局スロー婚をしたとしても失敗してしまう可能性が高いのです。

今までなかなか結婚したい相手に出会わなかったり、現時点で特定の恋人がいなくてこれから結婚を視野に入れた出会いを求めているのであれば、ズバリ「勢いと覚悟」の気持ちで、短期間で見極めてスピード婚をすることも可能なのです。
 

スピード婚でも失敗しない相手選びのコツは?

恋愛は抜きにしても、大親友だと言えるような相手だと安心

恋愛は抜きにしても、大親友だと言えるような相手だと安心

■1:2人っきりで旅行に行ってみる
前述のぼくの経験通り、居心地がよく、無理や不安を感じない相手です。成田離婚ではないですが、旅行などに行って本性や、お互いの相性がわかるということは大いにあります。一緒に旅行を計画し、数日間24時間一緒に過ごしてみれば、居心地が良い相手かどうかはわかります。そこで見分けがつけば、スピード婚をしても安心です。

■2:2人で無駄話や趣味の話で盛り上がれる
つまり、趣味や価値観が同じということ。過去のコラムでも、「世界一の大親友」と結婚するのが理想だとお伝えしてきた通り、結婚相手とは恋愛抜きにしても大親友だと言える人物が望ましいのです。なぜなら、ずっと恋愛モードでラブラブ……という夫婦もいますが、周りの仲よし夫婦も大体が友だち夫婦です。恋愛が日常になったときも、趣味の話や、くだらない話ができる人は、スピード婚でも安心です。

■3:自分たちの周りに障害がない
いくら2人が盛り上がっていても、お金や親族など、今後「家族」として暮らしていく上での条件がそろっているかはしっかりと確認しましょう。結婚は一生のものです。そこがクリアにならないうちに、結婚を急ぐのは、不安が残ります。逆に言えば、運命の相手(幸せになれる相手、うまくいく相手)とスピード婚をする場合、そういった外的要因もなく結婚へ導かれるように事が進むことが多いように感じます。

うまくいく一番の秘訣は、偶然にも自分と感覚が近く、周囲の人間関係にも恵まれることかもしれませんね。

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