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桜の関西案内。今なら見られる!?姫路城(2ページ目)

春に来日する外国人パートナーのご家族やお友達を、関西方面に案内したいみなさんへ。今年は“今だけ”の重要スポットが2カ所あります! 大修理に入る姫路城と平城遷都1300年の奈良。両方行くのもおすすめ!?

執筆者:シャウウェッカー 光代

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「なんと大きな平城京」からちょうど1300年



日本史の授業で誰もが耳にしたことがある「なんと大きな平城京」。奈良に平城京という都がおかれたのが710年であったことから、その年代を覚えるための語呂あわせでつくられたフレーズですよね。

その平城京遷都から、今年はちょうど1300年。そこで奈良では今年1年を通して「平城遷都1300年祭」が行われています。

メイン会場となる平城宮跡がオープンするのは4月24日。この日から11月7日まで、ここではさまざまなイベントが行われます。桜の季節からはちょっと過ぎてしまいますが、大丈夫! 平城宮跡には自由に入れるようになっており、4月24日前に行っても見学できるのです。だからお花見とカップリングしても、充分楽しめますよ。

既に朱雀門は復元されています(上の写真)。右上の当時の予想図と比べて、いかがですか? かなり忠実に再現されていますよね。


広大な広さの平城宮跡敷地の東にあるのが東院庭園。こちらも復元され、もう見学できるようになっています。天皇の宴遊の場だったそうですよ。




こちらは遺構展示館。発掘で見つかった遺構を、そのまま見ることができます。これはなかなか見応えがありました。外国の方でも興味をもってご覧いただけるのではないかと思います。
解説ボランティアの方が常駐しているので、いろいろ質問もできます。

初めて見られる桜と大極殿

復元工事が間もなく完了する「第一次大極殿」は、平城宮跡の目玉となる建物。文化庁が9年の歳月をかけて復元しました。

平城京が遷都されたのは旧暦の710年3月10日で、今の暦でいうと4月23日だそうです。そこで23日にこの第一次大極殿の完成記念式典を行ない、翌24日からオープンということになったそうです。24日以降は一般公開され、内部を見学することができます。

一見、だだっ広い野原のような平城宮跡ですが、桜の季節はお花見もできます! 第二次大極殿(第一次大極殿に隣接)のまわりには約1000本の桜が植えられていて、一斉に花開くのです。

実はこの桜と復元後の第一次大極殿を一緒に眺められるのは、この春が初めて! 復元工事のために外側を覆っていた素屋根が撤去されたのが昨年の秋だったからです。ここはぜひ行っておかないと……。


平城宮跡のほか、桜の名所である奈良公園もルートに組み込んでみましょう。平城宮跡の周りはまだあまりお店などがないので、奈良公園を後半に入れて、鹿と遊んだり、ティータイムをしたりなど、くつろいで楽しむ時間にするのがオススメです。

今年ならではの平城遷都1300年祭。外国人ゲストに京都を案内する機会があったら、ぜひ日帰りでも、足をのばしてみてください。


【関連サイト】
平城遷都1300年祭 公式サイト

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