国際結婚/国際結婚アーカイブ

赤ちゃんがやってきた[2] 夫と共に46時間(4ページ目)

予定日を3日過ぎ、ようやく陣痛がきました。いざ、病院へ。スコットさんも万全の態勢で付き添ってくれます。しかし、ここからが長かった! 新型インフルエンザの思わぬ影響も……

執筆者:シャウウェッカー 光代

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パパ、がんばる♪

お風呂に入れている手はスコットさん
そして、晴れて退院できる日がきました。帰るおうちは、そう、引越して広くなった1軒家です。やっぱり思いきって引越ししてよかったですね。赤ちゃんが泣いても、お隣の部屋の人に気兼ねする必要がないですから。

スコットさんは、とにかくよく手伝ってくれるそうです。赤ちゃんをお風呂に入れるのは、100%彼の仕事。最初はおっかなびっくりの手つきだったけど、すぐに上手になりました。オムツの取り換えもよくやってくれるし、家事も手伝ってくれるそうです。

命名

赤ちゃんの名前は、国際結婚の子供たちがよくそうであるように、日本名とアメリカ名の両方を付けました。
その際、アメリカ名には、直前に亡くなられたおばあさまのお名前から1文字いただき、その漢字を別の読み方にして、「サヤ」ちゃんとしたそうです。直美さんは「両方日本名っぽくなっちゃったんですよ」とおっしゃるけれど、お会いできなかったひいおばあさんの生命を、名前とともにサヤちゃんが引き継いでいくように感じられました。

(ご家族は日本名で呼んでいらっしゃいますが、記事ではアメリカ名のほうで書かせていただきます)

おばあちゃんもがんばる♪

片付けを手伝ってくれている直美さんのお母さん。サヤちゃんはどこに!?
ご実家が近いので、直美さんのお母さんも時々来てくださいます。国際結婚では普通の人より手続きすることが多く、市役所や大使館に行かなければならない直美さんたちに代わって、サヤちゃんを預かってくれるそうです。

この日はお母さんのアイディアで、なんとお買物バッグに入れて背中に! 午前中寝なかったサヤちゃんが、これでコロッと2時間眠り続けたそうです。お母さんによると、おなかの中にいるような気持ちなのだとか。直美さんいわく「私たち兄弟の育ち方が分かりました(苦笑)」

アメリカから初孫に会いに……

新しい家族を迎えた幸せを感じさせてくれるステキな1枚
サヤちゃん誕生から3週間後、アメリカからスコットさんのご両親が、初孫に会いにやってきました。

成田からの高速バスの停留所まで迎えに行き、サプライズでサヤちゃんも連れていったところ、ご両親は「Oh!!」とたちまち破顔して大喜び。スコットさんは男兄弟ばかりなので、初孫の女の子はさぞ可愛かったことでしょう♪



時差とお疲れでか、サヤちゃんを抱っこしたまま居眠りしてしまった新おじいちゃん
1軒家に引越しておいたおかげで、ご両親も、ホテルをとったりせず、家に泊まっていただくことができました。もう何度もお会いしているし、気さくでオープンなお人柄なので、直美さんも気を遣い過ぎることなく、むしろ甘えてしまったとか。食事の支度なども手伝ってくださったりしたそうです。

そして2週間、サヤちゃんとの時間をたっぷり楽しんで、帰っていかれました。クリスマスにはスコットさんたちがアメリカに帰省するので、もうすぐまた会えるのですって♪



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