国際結婚/国際結婚アーカイブ

赤ちゃんがやってきた[1] 臨月に引越し!?(2ページ目)

2008年から密着取材させていただいているスコットさん&直美さんの国際カップルに、いよいよ赤ちゃんが! しかし、臨月に引越しをすることになり、さらに予定日直前に突然の訃報が……

執筆者:シャウウェッカー 光代

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むくみと戦った夏

直美さんのおなか、大きくなってきています
出産直前の夏、直美さんは“むくみ”に苦しめられていました。足がひどくむくんでパンパンになってしまい、だるいし、かゆみもあるのです。皮膚科にも行きましたが、産むのを待つしかありませんとのこと。ひどい時は、アイスノンで冷やさないと眠れないほどでした。

そんな直美さんをスコットさんはたいへん心配していました。インターネットで調べ、疑わしい病名をメモして、お医者様に血液検査や胆のうの検査を依頼したそうです。自分がしっかりしないと直美さんの病気を見落とされるかもしれない、と思っていたようなのですね。検査の結果は異常なし。それでようやく安心したのだそうです。
スコットさんにとっても初めての体験。一生懸命な様子がうかがえますね。

7月にハウスウォッチング

「英語だけ」と書かれた、スコットさんのアパートの微笑ましい表札。新婚生活がスタートした部屋でした
ちょうどその頃、一軒家に住まないかという降って湧いたような話が、お2人に持ち込まれました。

実は、直美さんのご実家では、直美さんのお姉さんのご家族(たびたび登場するあの姪っ子ちゃんファミリー)が、ご主人の転勤で近くに戻ってきたので同居していたのです。お子さんが2人いるので、直美さんのお父さんが知り合いを通して手頃な家を見つけたところ、お姉さん家族は、また転勤があるかもしれないからと実家にいることを選択。そこで、見つかった物件を、スコットさんたちにどうかと聞いてきた、というワケでした。

2つの物件を見にいったところ、中古ですがとてもきれいで、住環境がよく、直美さんの実家にもスコットさんの勤務先にも近いのです。そして何より、広い!! 今住んでいるアパートでは、結婚してから広い部屋に移動したものの、それでもやはり手狭でした。ましてや1人増えることになったら……。

そこで決断!! 2つを吟味して1軒を選び、赤ちゃんが生まれる前に移り住むこととなったのです!

8月に引越し!

新居の窓から見える木々の緑。子育てにはいい環境です
引越しは8月末と決まりました。予定日は9月11日ですから、8月末といえばもう臨月。直美さん、大きなおなかを抱えての引越しに、少し不安もあったようです。

しかし、そこはスコットさんの頑張りどころ。ちょうどアメリカから弟さんも来ていたので、箱詰めなどを手伝ってもらい、着々と準備を進めました。張り切り過ぎて入居前の家のクリーニングを自分ですると言い張るスコットさんを、仕事もあるしアパートでの荷造りもあるのだからと説き伏せて、業者に頼むという一幕もあったそうです。引越しって、思いもよらない細々した作業がいろいろ出てきますからね。プロに任せられるところは、時間を買うつもりで任せてしまったほうが効率がよく、かえってお得なこともあります。

直美さんご自身もよく動き、家族や友人の助けも得て、無事に予定日前に引越しすることができました!

それからも直美さんは大変です。電気・ガス・水道の解約・変更手続き、郵便物その他の住所変更など、関連する役所と機関を全部まわりました。暑い中、大きなおなかで動き回る直美さんに、応対した関係者の方々はみなさん親切だったとか。
「みんな優しくてよかった。家にたずさわってくれた人たちは、みんないい人ばかりだった。やっぱり縁があるおうちだったんだなあ……」としみじみ思ったそうです。

こうして新しい家での生活が始まった直後、思いも寄らない出来事が……


海の向こうから届いたのは……


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