国際結婚/国際結婚アーカイブ

“夫の妹”というビミョーな存在

“夫の妹”というのは、妻にとって実にビミョーな存在であります。単純に「1人妹が増えた~♪」とはいかないこともあるんですよね。そこにはジェラシーという感情が含まれている場合がありますから……

執筆者:シャウウェッカー 光代

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夕食時になると訪ねてくる義妹


仲良くできれば可愛いんだけど…
前回の記事「冷蔵庫の物を勝手に食べちゃう義妹家族」でも触れましたが、“夫の妹”というのは、妻にとって実にビミョーな存在であります。単純に「1人妹が増えた~♪」とか、向こうにとっては「新しいお姉さんができた~♪」とはいかない場合もあるんですよね。
前回の友人の例だけでなく、そのほかにもいろいろと耳にしています。

国際結婚してご主人の国に住んでいる方のお話です。仮にA子さんとしましょう。
まだ若いお2人は共働きでがんばっているのですが、近くにご主人の妹さんも住んでいるのだそうです。兄妹仲は良くて、結婚前から知っていたし、よく行き来はしていたというのですが、ある時、ふと気がつくと……

特に結婚後、義妹が2人の新居アパートを訪ねてくる回数が多くなってきたのだそうです。それも、必ず夕食時。そして、外食しようとお兄さんを誘うのだそうです。
妹に甘い夫は、たいていOKして、出かけることになってしまいます。そして、バイト生活の妹の分まで払ってあげちゃうのですって。

高いレストランに行くわけではありませんが、将来子供ができた時のために節約生活を心がけているA子さんとしては、無駄な出費は避けたいと思うのが当然。「たまの外食なら気分転換にもなるし、私も好きだけど……」と前置きをしつつ、「週末当然のように来られたり、週1回以上となると、ちょっと多いかなあと……」

バイトとはいえ義妹だって働いているんだし、「たまには自分の分は出せば?」と、腹の中では思ってしまうそうです。
しかし、兄貴風を吹かせたがるご主人の気持ちも、分からないではないのだとか……。

義妹のヤキモチ?


お金以上に気になるのが、妹さんの態度。とにかくお兄さんにベッタベタらしいのです。歩く時は腕を組む。しかも、ぶら下がるように。テーブルではちゃっかり隣に座ったりして、体ごとお兄さんのほうを向いて、独占するかのように話す。さらに、まだ言語がそれほど堪能でないA子さんにはキャッチできないほどのスピードで話されるので、会話に入っていくことができないそうです。

この妹さんの態度には、明らかに、そう“ヤキモチ”が含まれていますよね。
女性はそういうことに敏感なので、すぐ察知することができるのですが、おそらくご主人はそこまで気が付いていないと思います。その辺は、甘え上手な妹さんの巧みな部分でもあるのでしょう。

ご主人としては、2人に仲良くなってほしいという思いがあるので、妹とも今まで通りに接するし、一緒に出かけたりするのです。妹の分まで払ってあげるのは、実はアナタに、兄貴らしく振る舞うカッコいいところを見せたいという気持ちもあるのではないでしょうか?

仲のいい兄妹ほど、こういうことが起こりがちです。特に、妹さんがまだ独身であったり、ボーイフレンドがいない状態だったりすると、お兄さんが疑似恋人のようになっていたりするので(義妹本人は意識していなくても)、兄嫁に対抗意識を燃やしたり、ジェラシーを感じたりするのでしょうね。

でも、これはたいてい一時的なもので、やがて彼女が結婚したりボーイフレンドができたりすると、コロッと変わりますから、しばし辛抱して待つしかありません。


実は私にも義妹がいます♪ その関係は……?


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