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外国の家族にクリスマスプレゼントを贈る

クリスマスには、離れている家族に、カードだけでなくプレゼントも贈りたい。でも、もう遅い? いえいえ、そんなことはありません。11月後半からでも、早く安く送れる方法があるのです。

執筆者:シャウウェッカー 光代

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カードだけでなくプレゼントも贈りたい!

離れている家族に贈るクリスマス・プレゼント。ラッピングにも凝ってみましょう。外国に贈るなら和紙のラッピング(前列左)もステキ
日本の家族と離れて外国で暮らしている人、また、パートナーの家族が外国にいる人は、グリーティング・カードやクリスマス・カードの準備を、そろそろ始めているのでは……? 
この年末年始に帰省の予定がないカップルは、なおさら、会えない家族に心を込めたご挨拶を送りたいですよね。

カードだけでなく、プレゼントも贈りたいという方もいらっしゃるでしょうね。安い船便で送るには、クリスマスに間に合う差出期限は、アジアの一部を除いて11月中旬です。しかし、高いというイメージがある航空便でも、サイズと重さを考えて品物を選べば、意外に安く送れるのです。

郵便局から海外に送る方法

郵便局から海外に郵便物を送るには次の便があり、配達にかかる日数は下記のようになっています(いずれも“おおよその目安”で、日本の発送元地域や相手国の状況によって異なる)。

・航空便…………………………………3~6日
・エコノミー航空便………………………6~13日
・船便……………………………………1~3ヶ月
・EMS(国際スピード郵便)………………2~10日

※エコノミー航空便(SAL)とは……
海外宛ての郵便物を、日本国内と到着国内では船便として扱い、両国間は航空輸送するという方法で、航空便よりも料金が安く、船便よりも早く着くサービス。「SAL」とは、Surface Air Lifted(航空路によって運送される平面路郵便物)の略で、印刷物、小形包装物および小包郵便物があります。

荷物のカテゴリーは2つ

荷物を送るには、次の2つのカテゴリーがあります。
荷物の大きさや重さなど、それぞれに利用条件がありますので、関連ページを必ずご参照ください。

●小型包装物………小型の物品を、普通の海外小包より安く送れます。
・規定内の小型の物品、EMS(国際スピード郵便)や小包より安く
送ることができます。
・最大重量2kgまで送ることができます。
(注)アフガニスタンあて小形包装物の重量制限は1kgまでです。
・航空便、船便のほか、エコノミー航空(SAL)で送れる国があります。

利用条件はこちら(日本郵政公社のホームページへ)

●国際小包………一般的な海外向けの小包
・航空便、船便、エコノミー航空(SAL)のなかから選べます。
・個数により10~20%の料金割引があります。
・重量は30Kgまで送れます(ただし、国により制限が異なる)。

利用条件はこちら(日本郵政公社のホームページへ)

7通りの方法で比べると料金はこう違う

以上の4つの便とカテゴリーを組み合わせると、7通りの料金があります。一例として、「アメリカに2kgの荷物を送る」場合で比べてみましょう。

小型包装物……航空便 2,760円  SAL便 1,880円  船便 1,080円
国際小包………航空便 5,050円  SAL便 3,850円  船便 2,350円
EMS(国際スピード郵便)……………4,000円

2kgまでの荷物で、規定のサイズであれば、SAL便なら 1,880円で送れます。SAL便は6~13日で届きますので、11月中なら、まだクリスマス・プレゼントを送るのも充分間に合うということですね。但し、クリスマス・シーズンは、どの国でも郵便状況が混雑していて、遅れることが充分予想されますので、早めに送るにこしたことはないでしょう。

下のページもご参考に
日本郵政公社ホームページ:
国際郵便のご案内 どれで送ればいいの?
国際小包
グリーティング・カードのサイズ、重さの規定

手作りのプレゼントも喜ばれる

いちばん安い「小型包装物」で送れるサイズは
最大: 長さ+幅+厚さが90cmまで(長さの最大は60cmまで)
最小:  長さ14cm 幅9cm 
(いずれも許容差2mm)

となると、考えられるプレゼントは、本、Tシャツ、和紙や布製の小物、お菓子、日本的なカレンダーなどですね。

手作りのカレンダー。左は卓上タイプ、右は壁掛けタイプ
私たちは自分たちが撮った写真でカレンダーを手作りしています。1度作ってクリスマスプレゼントにしたら、家族や親戚に大好評だったので、それ以来、毎年恒例になってしまいました。

私たちのカレンダーには、あまり人物は写っていないんです。前年に取材先で撮った写真の中から、傑作! と思うもの、または季節感がある風景写真を中心に選んでいるので、自分たちが登場しているのはそれぞれ1回ずつくらい。1月だけは、日本の家族全員が登場するようにしていますが。

たとえば、なかなか日本に帰れないご夫婦だったら、お2人の季節ごとの暮らしぶりが分かるような写真で構成してみてはいかがでしょう?

お子さんがいるカップルでしたら、ふだんなかなか会えないおじいちゃん・おばあちゃん(=ご自分やパートナーのご両親)に、お孫さんのかわいい写真でカレンダーを作ってあげたら、目を細めて喜んでくれそうですよね。

また、日付けの部分に、両方の家族全員の誕生日を入れておくのもいいかもしれません。

 

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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