桜好きは日本人だけではない
日本人の桜好き・お花見好きは有名ですが、桜に関心があるのは日本人だけではありません。最近は外国人観光客からも桜に関する質問が増えているそうですよ。
たしかに海外で発行されている日本のガイドブックには、きれいな桜の写真が必ず掲載されています。桜は“日本情緒あふれる風景”、お花見は“日本の春の風物詩”として、既にしっかり認知されているみたいですね。
日本の桜の代表格はやはりソメイヨシノ |
そして、ほら、あの方たちも……
あのローリング・ストーンズも「花見をしたい!」
3月下旬、ワールドツアーの一貫として、3年ぶり5度目の来日を果たしたロック界の大御所ローリング・ストーンズ。ミック・ジャガーはじめメンバー4人の平均年齢は約62歳というから驚きますよね。
そして、来日記者会見のとき、ドラムスのチャーリー・ワッツはこんなことを言っていたのです。
「俺はこの季節だから、ぜひ花見をしたいね。日本の桜は有名だから、ぜひ見物したいよ」
思わず「よくご存知!」とテレビに向かって叫びたくなってしまいました。
彼らだけでなく、外国人パートナーやそのご家族・お友達がこの時期に日本にいたら、ぜひお花見に誘ってあげたいですね。
外国人ツーリストからはこんな質問が
日本を紹介する英語のサイトjapan-guide.comによると、外国人観光客からは、桜やお花見に関してこんな質問が寄せられています。
■いつ頃見られますか?
これがいちばん多い質問だそうです。前年の12月頃から既にこういった問い合わせがあるそうですよ。
この場合、2月と3月のお天気によって変わってくるので、それまで待たないとハッキリとしたことは答えられないと回答するそうです。我々日本人でも予測できないですものねえ。
■開花予想を教えて
上の質問と似ていますが、これは気象庁の「開花予想の等期日線図」の読み方が分からない、ということだそうです。私たちは「桜前線」なんて呼んで親しんでいますけどね。
気をつけたいのは、この「桜前線」は「開花」の日であって「満開」の日ではないこと。これを元にお花見計画をたてているお友達がいたら、教えてあげましょう。
■どのくらい長く咲いているの?
外国の桜は比較的長い期間咲いているものもあるので、日本の桜の見頃は1週間と聞くと、驚く方もいます。だからこそ日本人は桜を愛でるのですけどね。この“パッと咲いてパッと散る”様は、潔いとして武士の生き方の理想とも言われています。そんな日本の文化の背景も話してあげると喜ばれるかも……。
■4月の後半に日本に行くけど、まだお花見できる?
東京拠点の旅行者で、旅行がギリギリお花見シーズンからはずれてしまうけど何とか桜を見たいという人もいます。そういう方には、ソメイヨシノより遅く咲く八重桜のお花見をおすすめするそうです(見どころは後のページで)。
また、東京より北に移動するか、標高の高いところに行けば、まだまだソメイヨシノも見られます。
→次ページから外国人パートナーやお友達とのお花見におすすめのスポットを紹介