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カルガリー事件・判決(2) カルガリー事件、被告の精神鑑定(2ページ目)

カルガリーで子供2人を餓死させた日本人女性に対し、懲役8年の判決が言い渡されました。専門家による精神鑑定で、被告は当時人格障害を起こしていたことが明らかにされています。

執筆者:シャウウェッカー 光代

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■子供たちの父親の責任

マーティン裁判長は、ブラウン氏もこの事件に対して道義的責任を負うに値すると述べています。
彼は、藤井被告の両親が彼女に仕送りしていた月2000ドルのお金を、しばしばドラッグとギャンブルのために使っており、その無責任で犯罪的な行為が、家族を絶望と憂鬱に陥れたとしています。

「悲しいことに、育てることができなくなった母と、育てようとしなかった父のもとに生まれてきたのは、子供たちの不運でした」とマーティン裁判長。
「それでも、子供たちの死の直接の責任は、ブラウン氏ではなく藤井被告にあります」

弁護士は、ブラウン氏は法的には裁かれないが、責任の一端はあると述べました。
「"人間の良心"についてこの裁判が行われるなら、おそらく彼は彼女と一緒に被告席に座っていたはずです」

■ご両親の声明文

藤井被告は6月に行われた2日間にわたる審問で、自分の非を認め、謝罪しています。
「私は自分が幼い子供たちにした行為が、どんなに残酷でむごたらしいものであるか理解しています。私は間違っていました。なぜそんなひどいことをしてしまったのか、自分でも分かりません」

藤井被告のご両親は、娘の裁判に出席するため、今回もカナダを訪れていました。
彼らは取材には応じませんでしたが、1ページの声明文を出しました。
「理絵が更正し、いつか社会に貢献するために人生の再スタートをきることを願い、信じています。」

声明文の中でお2人は、カルガリーの人々や娘をサポートしてくれた組織に対して感謝の意を表わし、同時に、人々に不安を与え迷惑をかけたことに対して謝罪していました。
また、カナダに暮らす日本の人たちのイメージを傷つけたとして、日系社会の人々へのお詫びの言葉も書かれていました。

ご両親は、昨年のうちにドミニクちゃんの葬儀を行い、灰を日本に持ち帰っていますが、ジェミニちゃんについては、日本に帰る前にぜひ追悼式を行っていきたいと語っていました。
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