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同棲は増加、でも結婚生活には保守的? スイスの恋愛・結婚スタイル(2ページ目)

スイスの若い人たちの恋愛・結婚スタイルを、チューリッヒ出身の独身ビジネスマンに聞いてみました。さて、どんなところが日本と違う or 同じでしょうか?

執筆者:シャウウェッカー 光代

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■さて、少し進行して、結婚に至るきっかけは……

Q:「プロポーズは普通どちらからしますか?」
(これは、私の友人の言葉「やっぱり最後の一言(=プロポーズ)は男性から言ってほしい!」にヒントを得た質問です)
A:やはり男性からだと思います。
でも最近は、結婚前にもう一緒に住んでいるカップルが多いので、そういう場合は改めてプロポーズをする必要はないみたいですよ」

Q:「結婚前に同居しているカップル、そんなに多いんですか?」
A:「ええ。特にチューリッヒなどの都市部では増えてきていると思います」

Q:「でも、一緒に住んでいでも、結婚に踏み切るきっかけになる言葉は必要ですよね?」
A:「お互いの意志が分かっている場合は『じゃあ来年の○月くらいにそろそろ……』とか……。あるいは『今年中に返事をくれないなら、私は出て行きます』というような感じらしいです。だから女性から決断を迫ることもあるということですね。
これはあくまでも極端な例だけど、男性で『デートのプランをたてたり、プロポーズをするのが、なんでいつも男の役割なのか? 女性が自立しているなら、そういうことも50:50でやっていくべきじゃないか』という人もいますよ」

Q:「結婚前同居は、周囲にも受け入れられていますか?」
A:「上の世代の人たちはやはり保守的ですが、結婚してから初めて一緒に住んで、いろいろ問題が起こるよりも、トライアルとして一緒に住んでみるのはいいのではないか、という風潮になりつつあります。
でも、これも立場によって意見は変わってきますよね。たとえば、一般の若い世代に対しては、こういう傾向を認めるような発言をしていても、いざ自分の子供が二十歳やそこらで恋人と同居すると言い出したら、ほとんどの親は反対するんじゃないでしょうか」

なるほどー。親御さんの気持ち、分からないではありません。
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