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夫の実家ではこんなクリスマスを迎えました。 スイスで過ごしたクリスマス

スイスにある夫の実家でクリスマスを過ごしました。やっぱり家族で祝うの? ターキーを食べる? 街の様子は? そんな疑問にお答えしながら、シャウウェッカー家のクリスマスをリポートします。

執筆者:シャウウェッカー 光代

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「スイスではクリスマスに何を食べるの?」
数年前、クリスマスを夫の故郷であるスイスで過ごすことになった時、たしか私が最初にたずねた質問はこれでした。

カナダでは、クリスマスといえばターキーと相場が決まっています。過去に2回、カナダ人宅のクリスマス・パーティーに招待されたことがあり、1回はファミリーのみの、2度目は家族+友人・知人の大パーティーでしたが、いずれもメイン料理はターキーで、男性が切り分けるのが慣習でした。
これが日本ではチキンになり、さらにクリスマス・ケーキが付くわけですが、スイスでも同じように“クリスマスには必ずこれを出す”という料理があると思ったのです。

ところが彼の答えは「特にない」でした。
そういえば、以前見せてもらったクリスマスの写真には、彼がつくった海苔巻きとお味噌汁がテーブルに並んでいましたっけ。もしかしたらシャウウェッカー家だけなのかもしれませんが、毎年違う料理をつくるか、あるいはその家庭での恒例メニューがあるというのがスイス流のようです。
ただ、クリスマス・クッキーを作るのは伝統的なことらしく、彼の家でも毎年焼いていたそうです。一度カナダで作ってくれたことがありますが、星や天使の形をした素朴な型抜きクッキーでした。

いずれにしても、カナダと同じく、その日は家族や親戚が集まって一緒に過ごすというのが一般的。そして、全員にプレゼントを贈るのも同じ。クリスマスの準備は、まず「誰に何を贈ろうか?」と考えることから始まるのです。



そんなわけで、クリスマス前の街の風景は、どこか日本の師走と似ています。
チューリッヒのダウンタウンに行くと、あちこちにクリスマス用品などを売る市がたっていて、デパートやショップはどこもかしこもプレゼントを買う人で大賑わい。やはりみんな足早に歩いているような気がするし……。
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