まず、中国の結婚式は、新郎が新娘のお家まで迎えに行くという儀式があるそうです。その道中には様々な罠がしかけられていて、新郎は困難を乗り越えて新娘を迎えに行かなければならないとか…。
一般の列席者はホテルの前でお出迎えです。花に飾られたリムジンにのった新郎・新娘が到着し、お決まりのクラッカー攻撃! ここからお式は始まりました。そこから披露宴会場に移動です。
会場の雰囲気は日本とほぼ同じですが、座席にはピンクと赤のカバーがかけられ、ナプキンは赤です。おめでたい雰囲気が伝わってきませんか?
<お式・前半>
全ての儀式は、一番最初にまとめて執り行いました。日本のように、バラバラやらないのが中国式なのでしょうか。
入場後、新郎・新娘は金屏風の代わりの赤い大きな布の前に立ちます。そこには「永結同心」と書いてあります。
「永結同心」…いい言葉ですね。漢字からすごく意味が伝わってきます。
● 拝天地(意味:天地を拝む。字の通りです)
最初に、正面に立った新郎・新娘がお客様に向かって3回お辞儀をします。
これは「拝天地」という儀式。以前は、この”天地”を自然や皇帝として拝んでいたようですが、今はその意義は薄れ、習慣として残っているようです。仕事、生活全般に渡り、助けていただきありがとうという意味が込められているとか。
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● お互いに3度お辞儀をします。拝天地もそうですが、お辞儀をする時は必ず3回という慣わしだそうです。
この意味は「比翼双飛」(直訳:翼を並べて共に飛ぶ)や「共同進歩」(一緒に歩んでゆく)、「互敬互愛」(互いに尊敬し、愛し合う)、「白共携志」(白髪になるまで添い遂げる)という意味があるとのこと。ほかには、元気な子供を授かるようにという意味もあるそうです。日本語で読むよりも、四文字の方が伝わってくるような気がするのは私だけでしょうか。
いいえ、私もそんな気がします。みなさんは?
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