暮らしの歳時記/夏の行事・楽しみ方(6~8月)

「涼しげな人」になる3つのポイント

一服の清涼剤のように、涼しげな印象を残す人があなたの周りにもいませんか。いったい何が違うのか? 素敵なオーラの源をさぐってみたら、3つのポイントがありました。

三浦 康子

執筆者:三浦 康子

暮らしの歳時記ガイド

クールとはひと味違う、爽やかな風のような人。
照りつける太陽の下、一服の清涼剤のように涼しげな人に出会うことがあります。また、いつ会っても涼しげな印象を残す人が、あなたの周りにもいませんか。

いったい何が違うのか? そのオーラの源をさぐってみたら、3つのポイントがありました。

涼しげな装い

周囲の暑さも和らぎそう…
涼しげな装いとは、本人が涼しいというだけでなく、他人から見ても涼しげに映るということです。

例えば、肌を露出したキャミソールよりも、麻のブラウスのほうが涼しげに映るのは、麻の吸汗性、通気性による着心地の良さとシャリ感のある風合いに、清涼感が漂うからです。

また、汗対策も大切なことですから、汗をかいたらすぐに拭き取り、汗染みや体臭にならぬようシルクやコットンのインナーを着用するなど、汗対策も万全です。

考えてみれば、夏は涼しげな装いを旨とするのは、日本人が昔から実践してきたことでした。着物の衣更えは、6月から9月は裏地のない単衣になりますが、さらに7月と8月は薄物(絽、紗、麻などの透けるほど薄い素材)を着て、荒磯、流水、貝、魚、千鳥など涼を呼ぶ柄を好んで用います。

装いを通じて季節の風情を届け、少しでもみんなの暑さを和らげたい。こうした姿勢が凛とした雰囲気を醸し出すから、より一層涼しげに映るのでしょう。


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