2/3 毎月21日の掘り出し物探し～弘法市 [暮らしの歳時記] All About

早めのスタートが何かとお徳！

東寺のシンボル「五重の塔」（国宝）を眺めながらのお買い物♪ 7時すぎなら、まだこんなに空いています。

「初弘法」は日の出から日没まで行われていますが、天候や出店者によって対応はまちまち。雨天決行ですが、露店ですから、雨に弱い商品はあまり店先に並びません。

「初弘法」は2度目（弘法市は5度目）のガイド・三浦は関西在住ではないので、近くのホテルに前泊して7時から探索開始したのですが、既に買い物を終えて帰る方もちらほら。早朝にもかかわらず、地元の方や熱心なファンがたくさんいるんですねー。まだ準備中の店もありますが、骨董品や着物などの一点ものは早い者勝ちなので、それらを目当てに来る方も多いようです。

10時を過ぎると人出が多くなり身動きがとれないほど混雑しますし、午後になると品薄で閉店する店もありますので、やはり早目に出掛けたほうが良いでしょう。1月以外の弘法市も同様です。

現地での待ち合わせは、要注意！

1枚700円のお皿を物色中。
「おじさ～ん、3枚1,500円でお願いしま～す」
「ダメだよ…儲けなくなっちゃうよ」
「4枚2,000円でお願いしま～す」
「……」
「お願いしま～す」
値切り上手なＢ子さん、見事交渉成立！

誰かと現地で待ち合わせをするのなら、東寺境内は店や人混みで大変ですので、東寺の門（南大門、東門、北総門があります）の中または外がわかりやすくて良いでしょう。電車などで来るのなら、ＪＲ・京都駅（東寺は京都駅から徒歩10分）または近鉄・東寺駅（徒歩5分）での待ち合わせが賢明です。

今回ガイドは、8時30分に京都在住・Ａ君（30代／独身）とＢ子さん（30代／主婦）に合流しましたが、「南大門を入ったところ」と指定しておいたので難なく合流。以前、「現地に着いたら携帯で居場所を教えて…」なんて適当に約束したところ、あまりの混雑で現在地はわからなくなるわ、移動するのに時間がかかるわで大変な目にあいましたので、ご注意ください。

掘り出し物がいっぱいです

「ばぁちゃんの漬物は美味しいよ～」
常連さんが教えてくれます。ちなみにお隣は着物屋さんです。

近所の人が野菜や漬物を買っている横で、外国人観光客が振袖を羽織って目を輝かしている。見るからに素晴らしい骨董品があるかと思えば、ガラクタ同然のものもある。1200軒もの個性的な店が軒を連ねているわけですから圧巻です。

店の種類を大別すると、骨董品、雑貨（インテリア系、ファッション系、日用品など）、衣料品（下着、着物、洋服、靴、生地など）、食料品（野菜、漬物、乾物、惣菜、菓子など）、園芸など。また、その場で食べられる屋台も多いですし、足ツボマッサージなどを施してくれる店もあります。右側に店の写真を掲載しましたのでご参照ください。

ちょっと気になる、カスタムメイド耳かき

茶道具職人でもある玉三郎さん手作りの耳かき（カバー付／1,200円）。裏側に「玉三郎作」と烙印がついています。

ここで、今回見つけた超個性的な店『京の手作り耳かき　玉三郎』をご紹介します。店先に本煤竹（古民家の骨組みなどに使用され、囲炉裏などの煤によって100年余り燻されたもの）でできた手作りの耳かきが並んでいるのですが、これをその人の耳に合わせて調整してくれるのです。耳の内部は人それぞれ違うので、その場で耳かきをして確認しながら、その人にフィットする形に削り仕上げてくれます。