番外編: 三輪さんの一番のお気に入り

写真:ベルギービールJapan
三輪さんが一番好きなベルギービールを伺ってみたところ、「トラピスト・ビールのオルヴァル(Orval)ですかね」という答えが返ってきました。

その理由を尋ねると、「まず、ほかのトラピスト醸造所と違い、オルヴァル修道院が造っているビールはたった1種類だけというのが、かっこいいですね」。

「味わいも素晴らしいんです。さわやかなホップの香り、りんごのようなフルーティーな香り。そして何と言っても、特徴はドライホッピング(ホップの香りが華やかなビールが出来上がる、高度な技術)によるホップの強烈な個性を感じさせる味わい。ドライな中に甘味、酸味が複雑に絡み合ったすばらしいものです。」

そして、三輪さんらしく、「物語もいっぱいあるんです」と。よく知られている伝説は、「1076年頃、この地方の領主であるイタリアのトスカーナからやってきたマチルド伯爵夫人が、澄み切った水の湧き出る泉のほとりで腰掛けていた時、ふとしたはずみで、亡き夫から贈られた大切な結婚指輪を泉の中に落としてしまいます。悲しみにくれた夫人は一心に祈りをささげます。もしも指輪を戻してくれたら、お礼に立派な修道院をこの谷に建てますと。すると間もなく、一匹の鱒が口に指輪をくわえて上がってきたのです。約束どおり建てられたのがこのオルヴァル修道院だと言われ、オルヴァルのビールは今もこの泉の水を使って造られています。ラベルに指輪をくわえた鱒が描かれているでしょ。」



「ワインなどのように難しくならないよう、常々心がけています」とおっしゃる三輪さん。飲み手が求める「ベルギービールのレベル」に目線を合わせ、必要以上の薀蓄(うんちく)を語らず、わかりやすい言葉で説明する姿に、頭の中にはベルギービールに関する引き出しがいくつもあるんだろうなぁということを、お話を伺いながら感じました。

そんな三輪さんが選んでくださった6本+1本。ベルギービールに興味を持たれた方は、ぜひお試しください!



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