関西随一のグランメゾン
にこやかなドアマンの立つホテルのエントランス |
ホテルのレストランも、これまでいくつか紹介してきましたが、その中でも最高峰のレストランといえるのが、ザ・リッツ・カールトン大阪の「ラ・ベ」。
リッツ・カールトンの館内は18~19世紀ジョージアン様式の重厚な空間。その重厚さは「まるでヨーロッパの邸宅のよう」という表現すら軽薄に感じられるほど、ヨーロッパの邸宅そのもの。ホテルに一歩入った瞬間から、まるで自分が特別な人間になったような気分にさせてくれます。冬は暖炉に火が入り、絵画が飾られたレストランは、その中でもひときわ素晴らしい空間の一つです。
「ラ・ベ」料理長、クリストフ・ジベール氏 |
そして現在、2006年4月から料理長を務めるのがクリストフ・ジベール氏。三ツ星レストラン「ルカ・キャルトン(現「サンドランス」、自ら三ツ星を返上)」や、ニースの名門ホテル「ネグレスコ・ホテル」で部門シェフも務めた確かな腕前。
甘みや旨みと、酸味・苦味など、味覚のマトリックス上で対にある味わいを組み合わせた料理が印象的なシェフです。言うなれば「調和の料理」。ジベール氏は、自らの料理のポイントを「自然であること、そしてお客様に喜びを与えられるもの」だと語ります。お話してみると、意外なほど気さくな方。しかし、料理についての説明はとても熱く語ってくれました。
ランチタイムはプリフィクスで
さあ、料理を紹介していきましょう。ランチタイムは平日4,500円~、その他は6,500円~となります。平日限定のコース以外はプリフィクスとなり、構成は下記の通り。・ムニュ ラ・ベ(6,500円)
アミューズ+前菜+メイン料理(魚or肉)+デザート
・ムニュ フランセ(9,000円)
アミューズ+前菜+スープ+メイン料理(魚or肉)+デザート
・ムニュ クラシック(13,000円)
アミューズ+前菜+魚料理+肉料理+アヴァンデセール+デザート
次ページでは前菜をご紹介。