大阪グルメ/大阪のイタリアン

カノビアーノ・アネックス(大阪・江坂)(2ページ目)

都会の喧騒を避けて、緑あふれるレストランへ。東京の人気店「カノビアーノ」の別館は、京野菜や厳選した地の食材を使った上質イタリアン。内装や客層まで、コンセプトがしっかり作られたリストランテです。

執筆者:渡部 功平

ランチタイムにいただく、ナチュラルイタリアン

「カノビアーノ・アネックス」のランチは、2,100円・3,150円・4,200円。今回は真ん中のコースをご紹介。前菜+冷たいパスタ+温かいパスタ+メイン+デザート+飲み物で3,150円とリーズナブル。メニューは月代わりで、こちらは8月のメニューとなります。最新のメニュー内容は、公式HPでご覧いただけます。

・前菜:淡路産鯵の軽い炙り ゴマのブランマンジェ 堺産オクラのすり流し

ふっくらと肉厚な鯵は、ビネガーでしめられることで旨みを増しています。その下には黒ゴマを使ったブランマンジェが。そのなめらかな濃厚さは、すり流しのさらっとした食感と調和。和食の経験もある、檜垣シェフならではの技が光ります。

・冷パスタ:海老と南瓜の冷たいカッペリーニ オレンジ風味

ぷりっと弾ける食感の海老と、美しくなめらかな黄金色のソースが持つ南瓜のコンビネーションが、爽やかな甘みを生み出しています。それに加え秀逸なのが、オレンジ。特に、トマトを食べたときに強く感じられますが、甘みだけでなく、わずかな酸味と苦味が生み出すまとまり感が、このパスタの完成度を高めています。

・温パスタ:沼島産鱧とポルチーニ茸のタリアテッレ

ポルチーニは僕の大好物。「キノコの王様」とも呼ばれ、その独特の香りに同じく「王様」とされるトリュフ以上に魅了されます。ハモという夏の食材と、秋のキノコ。ちょうど夏から秋への遷り変わりを表すかのような食材使い。ハモの子を全体に散らして旨みとしています。

そして隠れた主役が穂紫蘇。さしみのツマにある、そうあの紫蘇の実です。紫蘇のエキスがぎゅっと詰まった実は味・食感ともに、もっちりとしたタリアテッレのアクセントとなっています。

次ページでは、ランチコースのメイン~デザートをご紹介。
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