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タルトヤ ヒュッケリ…長崎(2ページ目)

路地裏で出会った白いベスパの素敵なタルト屋さん。ヒュッケリでスティックタイプの香ばしいタルトを買い、2軒となりの珈琲人町でコーヒーを注文すれば、完璧な青空カフェが楽しめます。

川口 葉子

川口 葉子

カフェ ガイド

ライター、喫茶写真家。著書に『東京カフェ散歩 観光と日常』『京都カフェ散歩 喫茶都市をめぐる』(祥伝社)、『街角にパンとコーヒー』『東京の喫茶店 琥珀色のしずく77滴』(実業之日本社)他多数。雑誌、Web等でカフェやコーヒー特集の監修、記事執筆多数。Webサイト『東京カフェマニア』主宰。

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タルトヤ・ヒュッケリ

ヒュッケリのタルト、おいしさの秘密

素朴さと香ばしさ、食材の組み合わせの楽しさがヒュッケリのタルトの大きな魅力。
「焼きすぎるくらいにがっつり焼くと、香ばしさが出るんです」

毎日午後3時ごろには売り切れてしまうという人気のタルトは、フォークなしでも食べやすいスティックタイプ。その種類は(1)定番のタルト、(2)素材を主役にしたタルト、(3)組み合わせの面白さを楽しむタルトの3タイプ(各250円)。

タルトヤ・ヒュッケリ
柿とらっかせいのタルト

(1)の定番は毎日焼かれる「黒糖とくるみのタルト」。素朴な味わいと食感にファンが多く、必ず事前に電話予約してこのタルトを買いに来る常連の30代男性のお客さまもいるそう。

(2)はたとえば「煎茶のタルト」。冬は自家製の栗の渋皮煮を加え、春は生あんを加えるなどして季節感を織りこみ、生地を一日じっくりねかせてから焼き上げます。このほか、甘夏や紅玉りんごなど、四季おりおりの果実の自然な風味をいかしたタルトが軒先に並びます。

(3)の例は、この日私が珈琲人町のブレンドコーヒーとともに楽しんだ「柿とらっかせいのタルト」。「柿ピー」から発想したという遊び心のある取り合わせです。ちょっとラム酒を効かせた柿の風味と落花生の食感が新鮮で楽しく、タルトには幅広い可能性があるのだなと思わせてくれました。

店頭でのんびり立ち話を楽しませていただきながら、「本日のタルト」3個とクッキー3種類を購入。タルトは煎茶のタルト、柿とらっかせいのタルト、コーヒー風味のアーモンドキャラメルのタルトの3種類でしたが、最も好みだったのがアーモンドキャラメルのタルト。こちらは夜中にグラバー園の隣にあるホテルの部屋で、ナッツ・キャラメル・コーヒーそれぞれの香ばしさが三位一体となった幸せを噛みしめました。

▼手ぬぐい作家「carioka」と、うつわ屋「List:」

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