いよいよ核心へ
さてここで、もうひとつの大きな悩み事にも触れておきましょう。N家の住まいは3LDKのマンション。都心で交通の便がよく買い物にも便利で申し分のない立地です。そして全室がフローリングで、各室には収納つき。それでも収納量を確保するには、個室3室のうちひと部屋を収納部屋に当てなければならないというのはよくある話。N家もご多分にもれず、玄関脇の部屋には服や食品のストックなどが収納されています。帰宅したら真っ白になっていてパパ・ビックリという下駄箱。気になったら即実行!!のママが白く塗りました~
- やがてAneちゃんとE-moちゃんそれぞれに子ども部屋が必要になったときのこと
- 余分なものを家に持ち込みたくない
一方、パパの言い分は、
- 底値買いまとめ買いがやめられない
- まだ使うから捨てられない
- 知らぬ間に捨てられている!
問題は寝る場所のことだけではなく、それぞれの持ち物をどう管理するかにまで発展。AneちゃんとE-moちゃんが別々の子ども部屋を欲しがるまでは、まだ少し時間の猶予がありそうです。4人いればそれぞれの価値観に基準があって、片づけ度合いの尺度が異なっているもの。部屋の使い方と、それに伴って持ち物をどうコントロールするか……。今から家族会議を開いて、皆の意見を出し合いながら調整していくしかないようです。
ガイドの取材はここで終了。増築という解決手段がとれない以上は、それがマンションライフならではのやりくり生活。家族の対話を深めて頂くことにしましょう。
後日談
Aneちゃんは2段ベッドで就寝。E-moちゃんはAneちゃんを見習って、クローゼットを活用中。でも寝るのはママ&パパのベッドだそうです。もう少し身体が大きくなったら、はじきだされるのはE-moちゃん……? 行きつ戻りつを繰り返しながら、いいかたちに落ち着いてほしいものです。居間につながる子ども部屋の扉は、「つけて欲しい」というリクエストに応えて扉を戻すことに。
収納部屋にあるパパのエアロバイクは、捨てる使うの攻防の末に「とりあえず残留」とか。これで一件落着。