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セレブを魅了したbillsの朝食が日本上陸(2ページ目)

トム・クルーズやディカプリオが朝食に通いつめたオーストラリアのbills。海外メディアが世界一と絶賛するbillsのスクランブルエッグやリコッタパンケーキが日本に上陸! 10月31日までの期間限定オープンです。

川口 葉子

執筆者:川口 葉子

カフェガイド


シドニーのbills
オーストラリアのbills

オーストラリアの朝食文化を変えたbills

bills写真上はにぎわうオーストラリアのbillsのテラス。ビル・グレンジャーは1992年、シドニー郊外にbillsをオープンしました。当初は法律上の理由で夜の営業ができず、朝から夕方までの営業。ちょっと制約のある条件の中でも、持ち前のおいしいものに対する情熱とアイディアを発揮して朝食メニューの充実に力を注いだ結果、これが地元の人々の間で評判に。
96年にはサリーヒルズ郊外に2号店となるbills Surry Hillsをオープン。町の人にも観光客にも愛される人気店として大成功をおさめ、2005年には3号店bills Woollahraが誕生しました。

billsがオープンするまで、オーストラリアではお店の前に行列する現象など見られなかったそう。billsは「おいしい朝食のために行列して待つ」という珍しい光景を生み出し、オーストラリアの朝食文化を変えたと言われています。

名物のスクランブルエッグには、キッチンで立ち働くビルが忙しさのあまり、うっかり卵液をフライパンに流し込んだまま少しの間放っておいたところ、偶然にもふわふわ感と弾力を併せ持つクリーミーなスクランブルエッグができあがった、というエピソードがあります。

営業時間の制約やキッチンでの小さな失敗が、「世界で一番おいしい朝食」のきっかけになるなんて、まさにコロンブスの卵ですね。

気さくでおだやかな人柄のビル・グレンジャー。レシピも秘密にせずどんどん公開していることから、ディカプリオを魅了したリコッタパンケーキは、シドニー中のカフェがこぞって真似たそう。

▼さっそく食べてみました。噂のスクランブルエッグとリコッタパンケーキ。
ビルズカフェの店内

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