心のこもったスイーツには、きちんと淹れたドリンクを
「まだ日本にスターバックスができていなかった頃、姉の留学先のアメリカに遊びに行き、たくさんのカフェやカフェテリアの存在に驚いたのです。初めてカプチーノを飲んだとき、素直にとてもおいしいと感じました」その後、カフェで2年間働いてカプチーノ抽出の腕を磨き、レコールバンタンのカフェ科で基礎を身につけた斎藤さん。
「それまではすべて自己流で学んでいましたから、プロとして活躍する講師のお話を間近に聴けるのは大きかったですね。食材の切り方ひとつとっても、正しい切り方は結局いちばん効率の良い切り方なのだということがよくわかりました。ちょっとしたコツひとつで、料理の味もまったく変わってきます」
CAFE A DEUXではドリンクの素材にもこだわり、カプチーノは注文ごとにカフェ・ロストロの豆を挽いて一杯ずつ抽出し、紅茶はダージリンの専門店テー・イデーの茶葉を使って丁寧に淹れるなど、少し時間はかかりますが、一杯ごとにほんとうにしっかりと飲みものを作っています。スイーツのおいしさに見合う、きちんと心のこもったドリンクは嬉しいものですね。
ドリンクもスイーツ各種もテイクアウトできますので、晴れた日にはCAFE A DEUXでおやつを仕入れて、砧公園や馬事公苑までお散歩などというのも楽しそうです。