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そんな横浜素人の私に、茅ヶ崎在住の超グルメな友人から、是非にと誘われたのがこのストラスブール。23日にグランドオープンを迎える街場の小さなフレンチレストランだ。
開店前なので、自腹で食事をした訳ではない。なのに記事として取り上げるのは、それに足りる十分すぎるエッセンスがあったからだ。
開店前のレストランには当たり前のように花がある。ストラスブールもご多分に漏れず、お祝いの花エントランスで満開を迎えようとしている。店内はシェフを慕う友人知人達であふれ、開始時間30分遅れで到着したときには、もうすでに超盛り上がり状態だ。
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その中に輝いている一人の女性がいた。聞くと昨年OLから料理の世界に転身し、パティシエとしてこのレストランに飛び込んだとのこと。その純白のユニフォームに包まれたフランス人っぽい容貌とともに、戦争状態のキッチンの中で明らかに光り輝く。
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厨房の隣に4人がけのテーブルがあり、そこはシェフのお任せ特別料理が、すぐ近くで楽しめる、とっておきのシェフズターブル。確かどこかのホテルにもあったような気がしたが、ライブ感溢れるダイナミックな空間になるに違いない。逆に言うとシェフの想像力が問われる、甘く危険な場所でもある