ニュージーランドがベースの「ノーチラス プロジェクト」
「ノーチラス プロジェクト」窓側席 |
紅茶とスイーツがおいしい「TWG Tea」と同じ、大型商業施設「ION (アイオン)」にオープンしたのが、ニュージーランド料理の「The Nautilus Project(ノーチラス プロジェクト)」。
「ノーチラス プロジェクト」のシェフ、カイリさん |
腕をふるのは、ニュージーランドからやって来た女性シェフ、カイリさん。こだわりは、フレッシュな魚を使うこと。たとえば、それは昨日、ニュージーランドから届いたばかりのサーモン。そのおいしさと色鮮やかさは、スパイスさえも必要としないと言います。
油分をリンゴとピンクグレープフルーツの酸味で緩和したスモークサーモン |
では、そのニュージーランド料理を、シンガポールで披露する意味は、どのあたりにあるのか、お尋ねしたところ、ニュージーランドの素材を、シンガポール風のソースやスープで合わせてゆくことだそう。
ニュージーランドとシンガポールの融合
右上:ピピス入りココナッツスープ |
そのひとつが、「Pipis(ピピス)」を入れたスープ。「ピピス」とは、中身だけ見ると、アサリのようにも見えますが、ニュージーランド産の鮮やかなレインボーの貝。これを、ココナッツを入れた甘めのスープで煮込むことで、ニュージーランドとシンガポールを融合しています。
また、パンも、こちらのカレー店でよく見かけるクミンを入れ、カレー風味にアレンジ。消化促進の作用とともに、楽しんでもらいたいという工夫をしています。
お勧めデザートは、ラベンダームース
花のはちみつのように甘みを広げる「ラベンダームース」 |
ケーキは、お店の外のショーケースでテイクアウトも行っていますが、中で食べるのもOK。食用のほおずきをのせた「ライムタルト」「ラズベリーパンナコッタ」「バナナショコラ」などが並ぶ中、すこぶるおいしかったのが、マカロンをのせた「ラベンダームース」。ラベンダーのキリッとした甘さが、花のはちみつのように、口の中に広がります。
ウッディな温かみとインテリアの軽やかさがマッチ
「ノーチラス プロジェクト」店内 |
店内は、ビルの形状に合わせ、ゆるやかにラウンド。とかくクールになりがちなガラス張りのフロアを、ウッディな内装を用いることで、温かみを出しています。
また、それだけだと、重くなりがちなところを、赤、緑などカラフルなインテリアを設えることで、軽やかさも演出。今なら、窓の下に、のっぽのクリスマスツリーも眺められます。
左上から時計まわりに。入口から見えるオープンキッチン。キッチンのカウンターで披露される魚。バーカウンター。バナナショコラ |
氷の中で出番を待つ、取れたての魚にも、ぜひ注目を!
クリスマスinシンガポール~スイーツ編~
シンガポールガイドサイト
シンガポール政府観光局 公式HP
ION 公式HP(英語)
次ページでは、シンガポールきってのハイセンスレストラン「MY HUMBLE HOUSE(マイハンブルハウス)」をご紹介します!