星にはこだわらず、まずは本物のイタリア料理を。
人生のスタートは、イタリア現地の料理人という、辻 大輔氏。 |
高校卒業と同時にイタリアへ渡った辻 大輔氏が、最初の職を得たのが、トスカーナでは珍しい魚専門のリストランテ「Da Antonio」の料理人。
その後、キャンティの老舗トラットリア「Antica trattoria Torre」にて、肉料理を学び、ミラノのリストランテ「Locanda Vecchia Pavia」へ。技術向上のため、再度キャンティへ戻り、帰国。
そんな辻氏が、イタリア修行中に感じたのは、星付きレストランに憧れるより、まずは技術を磨くこと。「ミシュランの星を理想とし、志すのは素晴らしいこと。でも、そればかりに夢中になるのは、本質が違う。ミシュランの創造的な料理は、後からでもできる。まずは、もともとのイタリア料理を、しっかり作らなければ」。
指揮を取るのは、気さくで好印象の藤巻氏。
右下:「ビオディナミコ」に一時遠征中のディレクター藤巻氏。 |
そんな辻氏が、目指すのは、辻氏の言葉を借りれば、「野暮ったいながらも見て楽しめる、自分のフィルターを通したトスカーナ料理」。「ビオディナミコ」のコンセプト通り、「食べることに真剣。だけど、くつろげる」を、プレートの上で表現します。
辻氏のトスカーナ料理に、ピッタリのビオワインを合わせるのは、ディレクターの藤巻氏。いつもは元町・中華街の「サローネ2007」で指揮を取りますが、「ビオディナミコ」のオープンに合わせ、しばらくはここ渋谷でサービスにあたります。
「お好きなだけ」を、ぜひ「ビオディナミコ」でも!
「ビオディナミコ」の姉妹店である、元町・中華街「サローネ2007」外観。 |
「サローネ2007」と「ビオディナミコ」、それぞれ内装のメインは、青と白。でも、色こそ違えど、デザインを担当した方が同じだそうで、落ち着きのある空間づくりは、共通点を感じます。
今回は全皿、フルポーションでいただきましたが、「女性には多めに感じられる」と言われていたのも、つかの間。一緒に食事をしていた女性3人、誰一人として残さなかったのが、「ビオディナミコ」のおいしさを伝える、ひとつの指標でしょう。
また、毎度のことながら、たくさん食べる私は、「サローネ2007」の「お好きなだけ」が、忘れがたく。あわよくば、こちら「ビオディナミコ」にも、ぜひ登場してほしいと願う日々です。
参考までに「サローネ2007」のある日のランチ。 |
【その他、渋谷のお勧め店】
■sumile TOKYO DREAMS COME TRUEの吉田美和さんと中村正人さんプロデュース
■食幹 東京最大と言われるカウンター席メインの日本料理店
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<店舗データ>
■BIODINAMICO(ビオディナミコ)
所在地:渋谷区神南1-13-4 フレームインボックス2F 定休日:火曜日
予約はインターネットのみ(24時間オンタイム)
営業時間:12:00~13:00L.O(CLOSE15:30)、18:00~21:00L.O(CLOSE23:00)
JR・銀座線・半蔵門線渋谷駅6番出口より徒歩約10分
地図:Yahoo!地図情報