惣菜のみならず、レストラン事業でも成功する「柿安」!
料亭さながらの個室。室料なし。 |
デパ地下で人気のお惣菜と言えば、「柿安ダイニング」や「上海DELI」。私も時折お世話になりますが、ここをプロデュースするのは、創業135年の「株式会社柿安本店」。
始まりは、明治4年に初代・赤塚安次郎氏が開いた牛鍋屋。同時に、牛の飼育も始め、精肉小売店も開店。その精肉事業が拡大され、現在では看板商品となるオリジナルブランドの「柿安牛」をはじめ、「杜仲茶豚」、「鹿児島ダブルエックス(豚)」、「天草大王(鶏)」、「すくすく鶏」など数々のブランドを世に送り出すまでになりました。
テーブル籍の個室。室料なし。 |
そのため、ここの強みは、良い品をコストパフォーマンスよく提供できること。お陰でレストラン事業では、「三尺三寸箸」など自然派ブッフェも大人気。そこから満を持して、銀座に進出したのが、「GINZA gCUBE」の柿安です。
柿安の原点は、高級和牛の炭火あみ焼き!
同時に柿安牛を口に入れた仕事仲間と思わず顔を見合すやわらかさ。 |
お奨めは、柿安の原点でもある炭火あみ焼きはもちろんのこと、すき焼き、しゃぶしゃぶ、そして「黒毛和牛 牛鍋膳(3,675円)」のランチ。この日も「柿安牛」をいただいてみたのですが、お箸でもすっと切れるくらいの、とろけるようなやわらかさ。ありきたりな表現とわかっていても、真っ先にここから伝えなければ始まらない程です。
リーズナブルにいただけるランチの牛鍋膳はお奨め。 |
しかも、真っ白な霜を一面に降らせているのにもかかわらず、独自の肥育方法で中性脂肪の少ない肉質に仕上げてあるため、くどさや重さとは無縁な味わい。
そのため、口に入れたとたん、一緒に行った仕事仲間と思わず顔を見合わせてしまったほど、牛肉が持つ本来の甘みが前に出ていました。お肉をいただいく、たまり醤油ベースのタレも、伝統を受け継いでいるだけあり、さすがに美味です。
心に残るのは、牛肉のしぐれ煮入りご飯!
思わず時間を忘れる個室。室料なし。 |
店内は、文化勲章も受章する画家・平山郁夫氏のリトグラフが飾られた個室も完備。どの席もすべて室料が無料なのは、他ではなかなか見られない素晴らしいはからい。シンプルな和の趣きは、統一感があるほど、日常を忘れさせる力を発揮するものだと、今回改めて知った気がします。
アラカルトでは、黒毛和牛にぎり寿司(一貫480円)や黒毛和牛たたき(1,890円)も用意。最後にいただいた、牛肉のしぐれ煮入りのご飯(通常はアラカルトや前菜でしぐれ煮だけを提供)が、今も心に残ります。
<店舗データ>
■柿安銀座店
所在地:GINZA gCUBE 7F
TEL:03-3289-3771
営業時間
ランチ:11:00~14:00(LO) ディナー:17:00~21:00(LO)
定休日:無休
禁煙
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