季節のケーキも充実した「ローストビーフの店 鎌倉山」!
ケーキは季節によって内容が変わります。 |
生クリームと栗の甘露煮のブロークンを散りばめた栗のケーキ、バニラのスポンジとサワークリームでたっぷりの柿をサンドしたケーキ、抹茶のスポンジがすこぶる美味な抹茶と小豆のケーキ、砂糖を一切使わずはちみつで甘さを出したプリン、大きめの粒を集めたプルーンのコンポート。
ここだけ見ると、一瞬、ケーキ店かと思わせる魅惑的な品揃えですが、実はこれは食後のデザート。ここは、鎌倉に本店を持つローストビーフ専門店、「ローストビーフの店 鎌倉山」です。
見せ場はもちろんローストビーフのカッティング!
1時間半くらい焼いて、30分置き、あとは予約に合わせてじっくり焼き直すという目玉のローストビーフ。 |
ここのローストビーフは、ご存知、ワゴンサービス。7キロで約30人前取れるという、がっつりした塊が、ゴロゴロとテーブルサイドに運ばれてきます。これは、塩と胡椒だけで焼き上げた厳選高級和牛。シェフがゲストの目の前で豪快にカットしてくれます。
象眼でりんどうをほどこした黒い漆のテーブルがなんとも華やか。 |
実は、このプレス発表会の日も、他店が広報をはじめ、ホールスタッフ総動員だったのに対し、ここだけやけにシェフが多いと思ったのは、きっとこのせい。ひとつのテーブルに、一人のシェフが必要だからなのですよね。
そういえば、以前行った赤坂店でも、帰り際、その日ついてくれたシェフの方が、私達が見えなくなるまで、入口に立って見送ってくれたのを思い出します。これが、ここのおもてなし。ローストビーフのみならず、シェフとの会話を楽しみにやって来る人も多いそうです。
ロイヤルコペンハーゲンのコレクション!
店内を仕切るボードは、ロイヤルコペンハーゲンの器がコレクションされた小さな美術館。室料は10,500円。 |
そんなおもてなしは、今回の「GINZA gCUBE」店では、内装にも反映。随所に配した黒い鉄の扉や照明、象眼でりんどうをほどこした黒い漆のテーブルで重厚感を出しました。
注目は、個室とダイニングの仕切りとなるボード。これは、いわば小さな美術館。ずらっと並んだワイングラスの他、こちらの社長のコレクションというロイヤルコペンハーゲンの器が、さりげなく飾られています。
上記の写真の絵は4枚とも田村能里子先生の作品。右下のセピア色の絵が飾られた個室は、室料10,500円。 |
また、もうひとつ見ておきたいのが、ダイニングを彩る3枚の壁画。これは、田村能里子(たむらのりこ)先生の「12人のコンサート」。眺めていると、風に舞う音楽が聴こえそう。そんな緑の中を、3枚合わせて合計12名の女性が、しなやかにたわむれます。
この田村先生の絵は、壁画だけではなく、オリジナルでお皿やティーカップにも描かれているそう。これは、デザートで使われるセットなのだそうです。
前菜やアラカルト用の今にも動き出しそうな伊勢海老!
デザート同様、活きのいい魚介類がショーケースに並びます。 |
この他、こちらではコースの前菜やアラカルトで、鮑、伊勢海老、牡蠣、帆立などの魚介類も楽しめます。
<店舗データ>
■ローストビーフの店 鎌倉山 銀座店
所在地:GINZA gCUBE 12F
TEL:03-5809-1041
営業時間 11:30~23:30(予約制)
定休日:無休
禁煙
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